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2024 振り返り

2024 振り返り 当日になって思い出す 今年は、本当に忙しい日々だった。そして、今年一年のまとめを書いていなかった事を12/31当日になって思い出すという体たらくだった。 らいもんさんのブログ を読んでいなかったら、完全に失念していたと思う。 別に毎年書いている訳じゃないけれど、後に見返した時当時の自分とリンク出来るから、やっぱり今年も書こうと思う ロードバイクに染められた1年 趣味という分野では、今年1年はロードバイクが中心であった事に異論はないだろう。僕の場合、ある趣味に没頭するとひたすらそればかりやるので、外から観察する分には非常に分かりやすいと思う。 ロードバイクの目的は複数あるけれど、 ロードバイクに乗ること ロードバイクを改造すること この2つを軸に今年は回していた。改造に関しては、必要なパーツをほぼ揃えきったので、今後はほぼ改造はしないと思う(フラグ)。 乗る方に関しては、ここ最近色々忙しすぎてしばらく出来ていなかったが、色々片付けて乗る時間は確保したい。特に、 パワーメーター を購入したので、これを見て乗り方を変えたいなという気持ちが大きくなっている。 後、SPDペダルも買ったので、これまで以上に、楽に、早く、遠くへ行けるようになるはずである。 当面の目標としては 榎本牧場 へ行くことですかね。 自分の所から片道35kmくらいなので、割と簡単に行けると思うけれど、腰が重くてなかなか計画を実行に移せていないのが実情だ。来年こそは……。 役職が増えた年 実は、昨年末にちーとばかり役職を与えられて、この1年間はその役を果たすためにずっと走り回っていた一年だった。現状、半分くらいは上手く回せたかなという感じだが、残り半分は上手く行かなかった所もある。そんな中で、来年からまた責任がちょこちょこ増えていて、ある意味これが自分の人生の中で一番の変化だったと感じている。 とりあえず、来年の1月からもまた忙しくなるが、やれるだけやるつもりだ。 散在した年 主にロードバイク関連にお金を使っているが、漫画とか本とかにも結構お金を使った年である。買って良かったなと思った作品は、 双亡亭壊すべし 。藤田和日郎はマジで風呂敷をたたむ天才。 連載完結作品なので、興味がある方は是非手にとって読むべき。最終話があまりにも美しすぎる。 技術周...

ブラックフライデーでコンパクト長財布のil modoを買ったので、レビュー

コンパクト長財布 ブラックフライデーという名前の様々な通販商品買い叩き時期がやってきた。今年は色々と散在し、トータルで20万ぐらい使った。主に、ロードバイク系の商品にガッツリお金を掛けた形になる。前にもちらっと書いたが、手持ちのロードバイクを11速化+パワーメータを搭載というアホな事をする予定で、そのための出費+スマートウォッチとサイコンを買ったみたいな感じでかなり散在してしまった。 そんな大量にロードバイク用品に偏った中で、ロードバイクにあまり関係なかった 長財布 の話を今日はする。 今まで使っていた財布 今までは、 ダンヒルの長財布 を使っていた。手触りと使い勝手が良く、かなり気に入っていた。しかし、形あるものはいつか壊れる。ジッパー部分の取っ手(?)がブチッと切れてしまった。かなり悲しかった。しばらくは、ジッパーを指でつまんで無理やり開けしめしていたが、段々とその行為にストレスを感じるようになった。 そこで腹を決めて、新たな財布探しに出たのが先月の頭ぐらいの話。 一応長財布を使っていて、こういうのが欲しいなーというおぼろげな輪郭を決めていた。 サイズは1万円サイズ ジッパー式はNG 予算は4万まで まず、1万円サイズというのは、長財布が取れるギリギリのサイズなので、これはマスト条件。 ジッパー式は、今回みたいに壊れたら嫌だなという思いがあり、なるべくジッパー式ではないタイプをチョイス。 予算は4万までという事にしたけれど、安ければ安いほど良いので、下限はそこまで設けなかった。 このような条件で探すと、以下の3つが候補として上がった。 usuha-long il modo loneo usuha-long まず、デザインに惚れた。ギボシで止めるタイプはめっちゃオシャレ。 設計思想も好みだった。最小+最薄を目指すコンセプトは、自分の志向とも合っていた。 思考停止で買おうとしたのだが、なんとこれが超人気商品で、長期間待つ必要があった。 そのため、候補から外れることに。 il modo usuha-longと良く似たコンセプトの財布。これも、かなり好みなデザインである。 設計思想も似通っていて良い。Amazonですぐに買える。という事で、第一候補になった。 loneo こちらのloneoもusuha-longと似たコンセプト...

名探偵じゃなくてもの感想

名探偵じゃなくてもの感想 小西マサテル氏の「 名探偵じゃなくても 」を読んだ。 前作、「名探偵のままでいて」の続編になる。前作の感想は下記記事参照。 名探偵のままでいての感想 作品全体の感想 前作同様、かなりライトな仕上がりになっていて、ミステリに馴染みのない人でも気軽に読める分量、内容になっている。インパクトの弱さに関しては相変わらず残っているが、文字数を(恐らく意図的に)絞っている関係上、バーターで致し方がないか。 ヒッチコック映画とそれに関する話題をばっと並べることでより、一般層向けにチューニングされた印象が強い。そして、謎を呼び込むために警察関係者を出すなどかなり苦心している模様が見受けられる。日常の謎だけでは、話をふくらませるのが難しいのだろう。 物語としての面白さは落ちていないし、前作を知らない人でも充分に読んで楽しめる作りになっているので、初心者向けミステリとしてよいのではないだろうか。ネタバレになるが、簡易的な叙述トリックも仕掛けられているので、知らない人は驚くに違いない(僕は読み慣れているので、すぐに気がついた)。 リドル・ストーリーは続く さて、主人公の楓がどちらの男性に好意を寄せているのかという点に関しては、目的を持って曖昧に描かれている。そして、それに対する回答をあえて書いていない事によって、読者に想像させるように仕向けている。 すでに主人公がどちらかを好きになっているのは確定だが、明言はされていない。 なので、地の文含め色々拾っていくしかない。 居酒屋で3人でスマホに録音しようとする時に顔を近づけた時、ドギマギする 四季の舞台を見に行った時、岩田と小指が接触し、ドギマギする 岩田からプロポーズめいた言葉を言われる(その後、九鬼からの襲撃を受ける) スマートフォンで「メリークリスマス(=愛してる)」を言われる。電話越しに子猫の甘える鳴き声 楓の心情を推察できるのはこの辺くらいだ。さて、これらの材料からある程度の組み立てをしていこう。 居酒屋でのやり取りに関して、本文中にヒントはほとんどない。 楓は吐息を感じ、瞬間右手で胸を押さえて目を閉じた と書いている。正面に岩田が座っているのが確定で、隣に四季が座っているかどうかがちょっと怪しいが、多分四季が隣に座っている。 位置関係からの推察だが、正面から吐息を...

dpp.vimの設定でハマったアホな話

dpp.vimの設定でハマったアホな話 本記事は Vim駅伝 2024年11月13日の記事です。 気がつけば11月も折り返しが近づいてきていて「2024年もあと1ヶ月半か~時間の流れが早すぎるってばよ……」と思っているArcCosineです。皆様いかがお過ごしでしょうか。 今日の記事は、 dpp.vim の設定をしていてハマったアホな話になります。 忙しい人のための要約 インストールパスを間違えない 便利な自動設定コードを活用 dpp.vimの導入をスムーズに もう少し詳しく知りたいと思った方は、続きをお読みください。 dpp.vimとは dpp.vimとは Dark Powered Plugin manager for Vim/NeoVim の事で、俗に言うshougowareにおける最新のVimプラグインマネージャーです。 この一つ前は、 dein.vim と呼ばれるプラグインマネージャーが活用さていました。dein.vimは中々画期的なプラグインマネージャーでした。dein.tomlやdein_lazy.tomlといった TOMLファイル を活用してプラグインの管理が色々出来るという事で、飛びついたのもありますし、何よりも 高速化 という言葉に弱い私にとっては大変魅力的なツールでした。しかし、dein.vimにも弱点が無かった訳ではありません。その辺の歴史に関しては、 プラグインマネージャーの歴史と新世代のプラグインマネージャー dpp.vim という記事が大変詳しいです。 この記事は実は非常に重要な 二次情報 で(一次情報はgithubに挙げられているソースコード。プログラマは黙ってソースコード読みなさいというストロングスタイル)、ここに書いてある設定を読み込むならば、誰でも(誰でもとは言っていない)dpp.vimを導入することが出来るようになっています。 記事の前段部分があまりにもボリューミーなため、本当に必要な設定に関しては一番最後の方に書いてある上に、これはどういう事をしますという説明が省かれているため、初見さんにはかなり厳しい内容となっています。 とは言え、そういう 思想 のプラグインなので、楽に導入したいという人は、もっと楽に導入出来るプラグインマネージャーを採用すれば良いのです。無理して苦労して導入している人...

外食産業へのお金の落とし方

外食産業へのお金の落とし方 僕は自炊が好きだが、外食も好きだ。父親が料理人であったため、実家にいた時も結構外食をしていた。そして、そこで食べた美味しい食べ物を真似して、アレンジして、家庭料理に落とし込むというのが僕の家における常であった。 そして、現在の自分も似たような感じで外食を利用している。 自分のレパートリーを増やす目的で外に食べに行く のだ。もちろん、作るのが面倒だという時に活用することもあるが、自分の手札が増えることに喜びを感じる人種なので、様々なお店に食べに行くことが多い。 とはいえ、自分にとって再現可能な店には基本的に1回ぐらいしか訪れない。自分が真似できない味や旨さを提供してくれるお店にはリピートして通うことがある。その代表例が ラーメン屋 である 1,000円の壁 ラーメンハゲの漫画 を読んでいる人は1,000円の壁と読んでいるものがある。ラーメンに関して1,000円以上出すのに抵抗があるという考え方だ。最近は700円~900円代の間が値段の主軸になっている気がする。それにトッピングを加えて1,000円超えを目指しているというが現状だろうか。 自分は、以前にラーメンに1,000円も出すのは惜しいと考えていたが、今は 1,000円以上を落としたい と考えるようになった。なぜなら、自分でラーメンを再現して作るようになり、そこにどれだけのコストが掛かっているかを理解出来るようになったからだ。昨今のインフレも考えると、一杯あたりのコストはどんどん上がっていて、 1,500円くらいが妥当な値付け だと考えている。もちろん、あまりにもアレなお店で食べるとがっかりする事があるが、一定水準のお店で食べるなら、それ相応のお金を落として、継続して営業し続けて欲しいと思っている。 しかし、ほとんどの人にとって、ラーメンに1,000円は高すぎる感覚だろうなと自分は思っているし、友人たちの感覚もそうである。とはいえ、そろそろ日本人の安いのが良いという考え方が変わって欲しいなと思う事しばしである。 ちゃんと良いものに、ちゃんとお金を落として、ちゃんとクリーンな経営を続けてもらう。それこそが、多くの人にとって幸福度が最大になる流れだと思う。しかし、実際には、粗悪なものに、ほどほどにお金が落ちて、ブラックな経営が生き残るというのが実情である。 この世界は、「 い...

2024年でも可能なサイクリスト向けワークマンコーデ

サイクリスト向けワークマンコーデ 公式サイトより画像引用 だんだん寒い日が続いてるが、相変わらずロードバイクに乗って走っている。 ロードバイク乗りの中で、密かにコスパが良いと言われていたのがワークマンでサイクルウェアを買い揃えるという手法だった。しかし、昨今のワークマンは迷走が続いており、 サイクリスト向けの商品がほぼ店頭で売られなくなってしまった 。自分が年初あたりにサイクルジャージを購入できたのは運が良かったと言える。 現状、ワークマンで サイクルウェアを買い揃えるのは不可能 になっている。 特に サイクルジャージ サイクルパンツ サイクルグローブ の3点はほぼ手に入らないと言っても良い。これらの3パーツに関しては、大変残念だが別の会社から調達してくるしかない。Morethanやサンティックと言ったマイナーブランドから僕は調達していて、なんとか支出を抑えている。サイクルグローブだけは、モンベルの無駄に高くていい奴を買った。1年間ずっと使っているが、まだまだヘタれていないので、来年以降も使い潰すつもり。 2024年でもワークマンで揃えられるサイクリスト用コーディネート LOVE CYCLIST様のサイクルウェア<春夏秋冬>完全コーディネートガイドより画像引用 2024年現在でも、ワークマンで恒常的に発売されていて、代替が効きそうなコーディネートについて、ここからピックアップしていく。分かりやすく冬のコーディネートをLOVE CYCLIST様のサイトから引用した。この絵の中でワークマンでも揃えられる事が出来るのは ビーニー ウィンタージャケット 長袖ベースレイヤー ソックス の4点である。 ビーニー まず、ワークマンではビーニーというおしゃれな名前では売られていない。 ヘルメットインナー のような名前で売られていて、これが汗を吸収し、なおかつ風を通さないという中々のスグレモノである。ロードバイクで走る時、冬は頭が寒くなるのだが、これをつけてから寒さを感じなくなった。大体500円前後で手に入るので、見つけた際には確保をお勧めする。ちなみに、デザインに関しては、アレなものが多いが、そもそも、これを被ったまま町中を移動することはないから、気にする必要はない。大事なのは、 性能 。 ウィンタージャケット これも、ウィン...

コストを掛けているエントリーロードバイクの見分け方

前段 増田に書いて投稿しようと思ったのだが、どうも大量にリンクが張ってあると、スパム扱いされるっぽく、投稿出来なかったので、こちらで供養する。 コストを掛けているエントリーロードバイクの見分け方 今年に入ってエントリーロードバイクを購入し、その楽しさにハマっている。 色々な人にロードバイクを楽しんでもらいたいと考えているのだが、いわゆる良いエントリーロードバイクを見分ける手法が案外書いていないのと、YouTubeでお勧めされているエントリーロードにも罠があるので、その辺を語りたいと思う。 予算について 昨今の様々なインフレの煽りを受けていて、エントリーロードバイク本体だけでも、大体13万~15万円が相場になっている。悲しい。 しかも、本体を買うだけでなく ペダル ポンプ ライト ヘルメット ベル あたりは、必要になると思うので、本体の料金に加えて、2万円ほど予算を積み上げる必要がある。 この時点で、予算オーバーな方は、ロードバイクを買うことを諦めるのが正しい。借金してまで買うような趣味の物ではない。 具体的には、全部まるっと込みで 20万 くらい掛かると考えたほうが良いだろう。 クランクについて エントリーロードバイクで見るべき一番のポイントはクランクだ。 昨今のロードバイクは、 4アーム のクランクが標準なのだが、 エントリーロードバイクだと、 5アーム のクランクがついてくる事がある。 bianchiの場合 5アームのクランクがついているロードバイクはなるべく避けたほうが良い。 例えば、有名メーカーのbianchの VIA NIRONE 7 は、SORAコンポーネントのくせに、5アームのクランクがついてくる。 5アームのクランクは、将来カスタマイズしようと思った時に上位グレードのホローテックⅡBBに変える必要があり、余分な工具を買う必要が出てくる。 そして、このクランクが案外馬鹿にならない値段なので、なるべく良いクランクがついているロードバイクを購入する事をお勧めする。 ちなみに、 VIA NIRONE 7の一つ上のモデル だと値段が55,000円ほどアップするが、パーツのグレードが恐ろしく上がるので、こちらの方がむしろコストパフォーマンスが良くなっている。 本体価格が163,900円になっているが、最近はかなり割引セー...

翼の騎士正体考察

翼の騎士正体考察 最新刊の宣伝 先日、 最新18巻が発売された 。七ツ星 魔人 ヴァンデル も残るは、ノア、ベルトーゼ、ロディーナと3体まで減り物語も佳境に入ったと言える。今巻は、新生ビィト戦士団の結成と魔人博士ノアとの邂逅までが描かれているのだが、いやあ、そう来たかぁという落ちで、何も情報無しで読むとめっちゃビックリすると思う。 最新刊読んでいない人は今すぐ購入して読もう。 翼の騎士について 翼の騎士の初登場は(恐らく)7巻P94。シルエットのみの登場。本格的な登場は9巻のP31以降。 本格登場から、ゼノン戦士団の才牙を十分以上に使いこなしていて、正体は一体誰なのだろうと考えさせられるキャラだ。 翼の騎士は ゼノン戦士団を良く知っている ゼノン戦士団の才牙を使いこなせる 武器としてミニガンを持っている(9巻P82) 武器として長剣(?)を持っている(12巻P115) 長剣と天力を使って弓矢のように放つことが出来る?(12巻P126) クルスと同時に存在してるページがある(=クルスではない)(11巻P123) 才牙は持っていない 時間制限がある(12巻P138) 時間になったり、一定上のダメージを受けると光になって消える(12巻P140) ビィトは素顔を知っている(16巻P61) グランシスタ王と顔見知り(18巻P63) といった要素が挙げられているが、決定打は今のところ無い。 とは言え、ここまで出揃った要素について考えると、幾つかの候補が挙げられる 翼の騎士の正体候補 上記の要素から、翼の騎士の正体は基本的に ゼノン戦士団 の誰かである事は確実だろう。 その場合、候補は三人になる。 ゼノン アルサイド ブルーザム 候補1 ゼノン ベルトーゼとの戦いで光となって消えてしまった ゼノン が翼の騎士の正体と考える読者は多いだろう。 王道でひねり無く行くならば、ゼノンで良い気がする。 ゼノンほどの能力があれば、ゼノン戦士団の才牙を使いこなせるというのも納得だし、光となって消えるのも、回想シーンからある程度納得の行く材料として挙げられる。 しかしながら、ゼノン(=実の兄)との再開なのに、思った以上にビィトが喜んでいないというのが個人的には引っかかっている。三条陸氏は何もひねらずに伏線回収するよりも、 一捻り入れ...

ロードバイクとクロスバイクの違い

ロードバイクとクロスバイクの違い ちょっと前まで、ロードバイクとクロスバイクの違いを自分はよく分かっていなかったが、ようやくその「違い」について理解したので、ここに記述する。 まずは、その車体を見てもらおう。 ロードバイクは、GIANTのCONTEND、クロスバイクは同じくGIANTのESCAPE R3をモデルにした。 ロードバイク クロスバイク 違うポイント ロードバイクとクロスバイクの違いでよく挙げられているのは下記の通り ハンドル タイヤ幅 重量 価格 この要素は、本質的な違いを説明していない。あくまでもオプションについての説明になっている。 実際に違うポイントは ジオメトリ である事は、自転車好きには明白。しかし、自転車素人からすると、どこがどう違うのかさっぱり分からないというのが実情である。 ジオメトリの違いとは 上に挙げているロードバイクとクロスバイクのジオメトリの違いで一番分かりやすいのは、チェーンステーの長さつまり、 後輪とシートチューブの隙間 に注目して欲しい。この距離が、ロードバイクの方が明らかに 短い 事が分かる。クロスバイクの方は、ゆとりのある隙間になっていて、この差が明確な性能差として出る主要因となっている。端的に言えば、ロードバイクの方が 短いチェーン長になっている という事だ。そのため、クロスバイクよりも 加速性能が良い という特徴が出る。 この差について自分も体感として感じていて、ロードバイクに乗った時「やたらと速い」と感じたが、その感覚は正しかったのである。 ロードバイクは加速に重きを置いている自転車なので、あっという間に最高速に到達する性能があり、そして最高速に到達すればそのまま後続を引き離していくことが出来る。ロードバイクが速いというのは、最高速度に到達するのが早いという意味であり、最高速度に到達すればその速度のままで巡航出来るので、トータルとしてロードバイクが速く到達出来るという事になる。最高速度に関しては、ある程度脚質でカバー出来るとは言え、加速度に関してそれをカバーするのは相当に難しい。これは自転車を漕いだことがある人ならば体感で感じている事だろう。10kgの車体と20kgの車体を同じ感覚で加速させる事が出来る化け物は基本存在していないし、10kgも差があれば当然加速度も...

ロードバイクカスタマイズロードマップ Farna Claris編

ロードバイクカスタマイズロードマップ 相変わらず、ロードバイクにハマって色々やっている。 現在、ベースにしているのはKhoodaa Bloomの Farna Claris 。今までにカスタマイズしてきたパーツは下記の通り 追加 センターキックスタンド ケイデンスセンサー スピードセンサー フロントライトマウント キックスタンドは、近々外すかもしれない。気軽にスタンディング出来るのは悪くないが、重量物なので、今のカスタマイズの方向性と相性が悪い。無念。 ケイデンスセンサーは、後述のカスタマイズを適用したら将来的には外すかも。 変更 スプロケット CS-HG200-8→CS-HG50-8 ブレーキセット BR-R2000→BR-R6800 ホイール SHIMANO WH-R501→KSYRIUM SLS MAVIC R-SYS タイヤ MAXXIS Detonator Foldable→Panaracer AGILEST 28C サドル オリジナルサドル→TNI LiteFly Ⅱ シートポスト アルミ 350mm φ 27.2→中華謎カーボン ブレーキワイヤー (恐らく)SHIMANO→NISSEN SP31 スペシャルステンレスインナーケーブル バーテープ (謎)→fi'zi:k TEMPO ペダル おまけフラットペダル→MKS SYLVAN STREAM NEXT Ezy Superior 効果が高いパーツを優先的に交換してきた。タイヤ、ホイール、ブレーキは割とすぐに交換して効果があった。 それ以外のパーツ(例えばスプロケット)などは、効果が分かりづらい所もあり、なんとも言えない。 しかし、この辺の小さい交換とかは個人的には面白い変化だと思っている。 フラットペダルを三ヶ島ペダルに変えたのは大正解。満足度がこの中では二番目に高い。 一番高いのはホイール。やはり、MAVICのホイールは絵になる。 一方、消耗品であるタイヤは、PanaracerのCloser Plusを使っていたのだが、サイドカットしやすいという問題点にぶつかり、使用をやめた。 多分、サイドカットしやすかった原因は タイヤモンキー というタイヤレバーを使っていたのが原因だと思うが、それを差し引いても耐久性にやや問題ありと思う。 現在履かせてい...

Real my new gear...

Real my new gear... 先日、リアルの my new gear... をした。 そう、ロードバイクのスプロケットを購入したのだ。メルカリで中古だけどw 今回購入したのは、 CS-HG50-8 の12-25T。いわゆるクロスレシオなギアである。 普段、平坦しか走らないので軽いギアは不要という判断である。 これまでは CS-HG200-8 の12-32Tを使っていた。最初から付いていたスプロケットで、SHIMANOによるとMTB用である事が分かる。 この構成に不満が合った訳ではないが、1速~3速をほぼ使っていない=3枚分ギアを無駄にする走りをしていたので、これはもったいないと思いスプロケットを新しく購入した。 あと、ロード用とMTB用でどれだけ差があるのかも体感したかったというのがある。 アホの極み ところで、僕は今 MAVICのKSYRIUM S をホイールとして使っている。 11速対応のホイールだが、8速のスプロケットを使うためには スペーサー が必要である。 僕はアホなので、そもそもスペーサーが必要だという事を知らなかった。 そのため、最初スプロケットをはめた時、**やけに隙間があるな~**と思ってそのまま走ってしまった。 アホの極み である。 結局、後日スペーサーを購入してちゃんとした構成で走ったが、実はスペーサーなしでもちゃんと変速して走れたのである。 ロードバイクというより、SHIMANOの変速機の性能の高さを改めて実感した。 多少ガタガタ言っても変速できるのはマジで気が狂うレベルの精度。こりゃ、世界トップシェアになる訳よ……。 さて、アホを晒した所で、実際に走ってみた感想。 まず、ギアをかなり細かく使うようになった。以前は、これ以上すると軽すぎるかな~という所でも、しっかりギアが使えたし、斜度が厳しい所は、フロントインナーと組み合わせて駆け上がることが出来たし、重量も軽くなったりといい事ずくめである。 欲しいクロスレシオなギアがちょうどいい値段でメルカリに浮上してきたのは運がかなり良かったと言える。 編集後記 しばらくはこの構成で走り続ける予定だが、最近ドリンクが全然足りない状態に陥っている。 フロントバッグに500mlペットボトル2本+ボトルケージ1本の合計3本、1.5Lを搭載して走っているが、全然足りない。それ...

Let's note を USB-Cで充電出来るようにする

Let's note を USB-Cで充電出来るようにする 先日の記事 に書いたように、Let's note CF-SZ6を衝動買いしたあと、疑似Chromebookとして運用している。 Let's noteは非常に軽くて使いやすいのだが、唯一難点を挙げるとしたら、 専用充電器 が必須という点である。 昨今は、USB-PDの登場により、 汎用充電器 にUSB-Cケーブルぶっ刺して電源供給するというのがスタンダードになっている。なっていない所もあるかもしれないが、なっているのだ。 当然、自分もなるべく荷物をごちゃごちゃと持ち歩くのはスマートではないので、USB-C経由で充電したいという欲求がある。 ちなみに、今CIOの NovaPort TRIO 65W 3C というPD充電器を持っていて、こいつにつないであれこれしたいなと考えてぐぐった所、どうやらそういうニッチな製品がある事に気がついた。 それがこれ。 パナソニック(Panasonic) レッツノート(Let's note) 対応 USB PD トリガーケーブル eMarker内蔵 15V 5A (PDE-15V-5525) なんとも胡散臭い商品名であるが、これがちゃんと動いた。素晴らしい。ネットの記事を見ると、65W以上の出力に対応している充電器+トリガーケーブルがあれば充電出来ると書いてあった。 厳密には16V必要らしいのだが、実際に使ってみると問題なく充電出来ている。 BIOS画面から、「純正充電器使っていないよ」という警告は出るものの、今のところ爆発四散していないので、しばらくはこれを使っていく予定である。 安全面という事を考えると、付属で付いてきた充電器を使うのが望ましいのだが、人間、利便性には勝てなかった……。 編集後記 この記事を書いたあと、Amazonのリンク先を見てみたら、在庫切れになっていた。トリガーケーブルで、15V 5A対応の製品があれば、行けると思うので、 ネットの海を探せば 出てくるかもしれない。 記事内にも書いたが、安全面の保証は一切されないので、購入&使用に関しては自己責任で。 あ、CIOの PD充電器 はめっちゃ安定してる&ちょうどよいお値段なので、オススメします。

Giant ESCAPE R3(2016)の魔改造が終わった

Giant ESCAPE R3魔改造記録 僕は、2016年版のGiantのESCAPE R3というクロスバイクを持っている。ロードバイクはダイエット目的=トレーニング用だが、クロスバイクは普段乗り用に使っている。 クロスバイクは、ママチャリに比べて軽い&軽快に走るという非常に素晴らしい自転車である。 そして、クロスバイクはロードバイクに比べて安価に改造する事が出来るという利点がある。 自転車の整備に詳しくなれるので、手持ちのクロスバイクがある方はぜひ色々と魔改造してみる事をオススメする。 先に書いたように、クロスバイクは基本的に普段乗り用として使っている。 普段乗り用として使いやすくする+今までのと色々変えるという目標で今回は改造することにした。 改造前 まずは改造前。すでにこの時点で フロントシングル化 という改造をしている。大体フロントは3速あるいは2速が入っているが、街乗りではそこまでギア比は要らない。なので、フロントは色々取っ払ってシングルギア化した。 あと、気がつく人は気がつくと思うが、ホイールやタイヤやら色々変えている。エルゴノミクスバーエンドも個人的には気にいっていた。 ブルホーンハンドル化 まず、ブルホーンハンドル化した。 ブルホーンハンドル化するにあたり、ステムを初めて交換した。多分、自転車のカスタムで難易度が高いのがこのステムだと思っている。 最初は、この方向でステムを付けて、ブルホーンもこの高さにしていたが、中々大変だった。 端的に言えば、ちょっと持ちにくかった。 色々なポジションが取れるのはいいが、流石に上向きすぎた。 これは反省ポイント。 フロントバスケット化 最終的に、フロントバスケットを取り付ける形になった。 やはりカゴがあると良い。色々物を乗せて運ぶことが出来る。今まではハンドルに吊り下げて運んでいたが、今はカゴで運べるので大分楽をしている。 しれっと以前に購入したスマホホルダーも付けて、個人的には大満足な改造となった。 このフロントバスケット化に合わせて、以下の2点を変更した。 ステムの向きを逆向きに ブルホーンハンドルの角度を水平に ブルホーンハンドル化の時は流石にアップライトすぎたので、フロントバスケット化にあたり、より水平なハンドルになるように修正。 これにより、ハンドルに体重をかけ...

ChromeOSでNeovim環境を構築する

似非ChromebookにNeovimをインストールする 先日の記事 で、Let's NoteにChromeOSを入れて、似非Chromebookを作成した。 ついでに、Neovimも走らせちゃおうというのがこの記事である。 この記事は、 Vim駅伝 の2024-08-09の記事である。 本日のお品書き。 Linux環境を整える Neovimのダウンロードとインストール もう少しいいターミナルを入れる 好きなフォントをインストールする Linux環境を整える Chromebook で Linux をセットアップする の記事を参考にすれば良い。 設定→ChromeOSについて→デベロッパーを選択し、Linux 開発環境をONにすれば良い。 ディスク領域を10GBほど取るけれども、似非Chromebookならば十分にディスク領域があるので、特に問題にはならないと思う。 これは余談なのだが、インストールされるLinux環境はDebianなので、aptが使える。 Neovimのダウンロードとインストール インストールページ に行き、Linuxのインストール方法を実行する curl -LO https://github.com/neovim/neovim/releases/latest/download/nvim-linux64.tar.gz sudo rm -rf /opt/nvim sudo tar -C /opt -xzf nvim-linux64.tar.gz この辺はいつもどおりという感じ。 最後に、 /.bashrcに下記を追記する。vimで /.bashrcを開き、最終行に書き込めば終わり。 export PATH="$PATH:/opt/nvim-linux64/bin" これで、Neovimのインストールは完了。 そのまま、 source ~/.bashrc を実行し、 nvim とすると、Neovimが立ち上がる。 もう少しいいターミナルを入れる ChromeOSが提供するターミナルでもいいが、もう少し使い勝手の良いターミナルをいれる。 mate-terminal をインストールする。 aptを使うので、インストールは下記のコマンドを叩くだけで良い。 sudo apt insta...

Let's note CF-SZ6にGoogle Play入りChromeOSを入れて、超軽量Chromebookを手に入れた

Let's note CF-SZ6にGoogle Play入りChromeOSをインストールする 先日、 魔が差して 、 Let's note CF-SZ6の中古 をポチってしまった。なんとなく ChromeOS に触りたくなり、中古のやっすいPCに入れたらええんちゃうんという心の声に逆らえなくなった。 で、一旦ChromeOS Flexを入れて使ってみたんだけれど、やっぱりGoogle Playのアプリが入れられないのはNG。 自分が欲しかったのは、Google Playが使えるChromeOSなんやという事で、 ネットのインストール記事 を探して、入れることにした。 ほぼ、そこの記事通りにインストールしているが、自分なりのアレンジも加えているので、参考にする人は参考にしていただきたい。 手順は下記の通り 軽量Linuxをダウンロードする 対応しているChromeOSのバージョンを調べ、ダウンロードする Brunchをダウンロードする Rufusをダウンロードする USBメモリーに軽量Linuxをインストールし、ChromeOSをコピペする USBメモリーから、実際に軽量Linuxを起動して、インストールコマンドを実行する 軽量Linuxをダウンロードする インストール作業用として、軽量LinuxをUSBメモリーに構築する。 Linux Mint がオススメという事なので、こいつをダウンロードする。 ダウンロードページ にアクセスし、Xfce Editionをダウンロード。 ダウンロードが完了すると、 linuxmint-21.3-xfce-64bit.iso みたいなファイルが出来上がっている。 対応しているChromeOSのバージョンを調べ、ダウンロードする 自分が購入した Let's note CF-SZ6 は、Core i5-7200Uとの事なので、7世代目のCPUとなる。 この7世代目のCPUに対応しているのは、board: rammusのバージョンになる。 https://cros.tech/ にアクセスし、 rammus を検索すると、対応するChrome OSのバージョンが出てくるので、これをダウンロードする。 自分は、 stable バージョンの 126 をダウンロードした。 ダウン...

WSL2に立てたサーバに、外部端末からアクセスする

WSL2に立てたサーバに、外部端末からアクセスする 最近、絶賛WSL2で開発中なのだが、ちょくちょく外部端末からアクセスしたくなる事が多くなってきた。 wsl2 で立てたサーバーにローカルネットワーク内の他の端末からアクセスする 上記記事を 丸パクリ 参考にして、自分の環境用にカスタマイズしたスクリプトを公開する。 ポートを開放するスクリプト ポートを開放するスクリプトは下記の通り。 コピペで使えるはず。 コメント行の下に空行を入れないと、その下の文がコメント扱いされる という罠があったので、注意。 僕はこのスクリプトに、 server_conf.ps1 という適当な名前をつけて、 PowerShell で実行した。 実行すると、管理者権限のPowerShellが立ち上がって勝手に色々やってくれる。 $ports 変数の所を調整すれば、色々と好きなポートを開けることが出来るので、自分の環境に合わせて変えて欲しい。 # 管理者権限で実行 # コメントの下に空行を入れないと、その下の文はコメント扱いされるので、注意 if (!([Security.Principal.WindowsPrincipal][Security.Principal.WindowsIdentity]::GetCurrent()).IsInRole("Administrators")) { Start-Process powershell.exe "-File `"$PSCommandPath`"" -Verb RunAs; exit } # WSL 2 の IP アドレスを取得 $ip = bash.exe -c "ip r |tail -n1|cut -d ' ' -f9" if( ! $ip ){ echo "The Script Exited, the ip address of WSL 2 cannot be found"; exit; } # 通信ポートを開く $ports=@(3000, 5173); $ports_a = $ports -join ","; # ファイアウォールの例外ルールを削除 iex ...

相変わらず、ロードバイクで走ってるよという話

早朝ride 今日は久々に早朝rideをしてきた。猛暑日が続くので、暑くなる前に走り切ろうという算段だ。 さて、1月からロードバイクに乗り続けて、はや半年。忙しい日があったりして常に乗れているという訳ではないのだが、片道20kmくらいならば楽に走れる体力が付いてきた。もちろん、周囲の温度の影響を死ぬほど受けるスポーツなので、気温が高い時に走ると冗談抜きで死ぬが、その辺キチンと計算して走るならば非常に快適なスポーツとも言える。 夏走る上で必要なツール 夏場を走る上で、欠かせないツールがいくつかあるが、自分としてはこれが必須だなと思ったのを列挙する。 ライト ゴーグル付きヘルメット サイクルタイツ ライト ライトは、当たり前ながら必須クラスのツールで、特に早朝(というか深夜?)に走る上で絶対欠かせないツールだ。自分は、 XOSS XL400 という400ルーメンのライトを使っているが、お金に余裕がある人は、800ルーメンクラスのライトを使用すると非常に安全に運転出来ると思う。 オススメなのは、やっぱりCAT EYEの製品で、 AMPP800 などは、フロントライトとして標準の値段で非常に良いのだが、今どきMicro USBケーブルという化石ツールを使っているので、買える人はお店で買える AMPP900 の方が良いと思う。 バックライトに関しては、 ROCKBROSのテールライト を愛用している。オートライトで、3,000円しなくて安い+機能は必要十分という事で、これで良いと思う。 シールド付きヘルメット ライトを付けて走っていると、夏場は特に虫が集まってくる。顔に付くのはまあ良いとして(苦手な人は駄目かもしれないが)、目に入ってくるのはダメージがでかい。一応僕はメガネを掛けている人間なのだけれども、眼鏡の横から羽虫が眼球にダイレクトアタックしてきてマジでヤバかった。普通のサイクリストの人ならば、サングラスを掛けて対応していると思うが、メガネおじさんにはそんなカッコいい乗り方などできないのであった。色々探すと、KABUTOのシールド付きヘルメット、 VITT があるけれども、高いw 似たようなの無いかなーとAmazonを探して出てきたのが ROCKBROSのヘルメット 。現状、これで必要十分まかなえている。だが、将来的にはVITTが欲...

ラーメン再遊記、10巻までの感想まとめ

ラーメン再遊記まとめ ラーメン再遊記 という漫画がある。ラーメン発見伝、ラーメン才遊記に続く続編であり、全編通して出ているラーメンハゲこと芹沢達也を主人公にしたラーメン漫画である。 インターネット上では、芹沢氏の数々の名言&迷言がネットミーム化していて、漫画は読んだことが無いけれども、なんとなく見たことがあるという人は多いと思う。 自分は、発見伝~再遊記まで通して読んでいるので、この漫画に関する思い入れは人よりも深いつもりだ。 そして、再遊記に関しては、何度も読み返している作品である。繰り返し読むことに耐えうる漫画は非常に珍しく、自分も何でこんなにも何度も読み返しているのか色々考えた。 今回は、その考えをブログにまとめようと思っている。 全体 まず、ラーメン再遊記は、 芹沢達也とその周辺の人たちの再生物語 である。 各巻で再生する人が変わっていくので、それを記載したいと思う。 第1巻 第1巻では ミドルエイジ・クライシス に陥り掛けていた 芹沢達也が再生する物語 。やる気が無くなった中で、新世代との対決に気が重くなっていたラーメンハゲが、武田の親父に、 イカれたラーメン馬鹿 と彼自身のキャラクターそのものズバリを言われ、自分を取り戻す。結果として、 苦くて美味しいラーメン という、大分ぶっ飛んだラーメンを作って辛勝する。 その後、次世代筆頭である汐見ゆとりにさらにコンセプトがぶっ飛んだラーメン 酔うためのラーメン を作られ、最前線から身を引くことを決意する。 第2巻 第2巻では、「個」を捨てて、「 万人の形式 」を目指すという、このシリーズ全体を通して度々語られるコンセプトが提示される。最新刊まで、この万人の形式は何度も擦られているが、実際にラーメンという奴は難しくて、そう簡単に万人形式というのは出てこない(当たり前の話だが)。 この巻の再生対象は 加納 と 鹿内 という、伸び悩んでいるラーメン職人二人。ラーメン職人としての二人の能力を的確に見分け、「 クリエイター 」「 アレンジャー 」という2つの方向性を示し、自分の得意な能力を伸ばせ、見事に二人の呪いを解く。ここで、終わっていれば、気持ちの良い話で終わるのだが、性格の悪い芹沢氏は簡単には引っ込まない。続きは3巻で。 第3巻 3巻では冒頭で、クリエイターとしてもアレンジャーとしても、ステ...

実家までロードバイクで帰った

実家までロードバイクで帰った 今自分が住んでいる所から、実家まで距離にすると、大体55kmくらいになる。これぐらいの距離であるならば、ロードバイクで行けると踏んで、昨日実家まで自転車で帰り、そして今日、自宅まで帰ってきた。とんぼ返りになったのは、地元で色々やる事があるため。でも、久々に親の顔を見ることが出来て、少し安心した。 実家に戻るまでのトラブル 実家に戻るまでに6回も前輪がパンクするという悲しい事態が生じ、4時間位で到着する予定が伸びに伸びて、 12時間 になってしまった。原因としては、前タイヤが横に割れるという非常に珍しい割れ方をしていて、そこからチューブがはみ出て、押しつぶされて割れるという悲しい事態が生じていた。 道中で色々やった結果、最終的に タイヤの横に割れている部分に、パッチを当てる タイヤの空気圧を低め(3bar)ぐらいにして、その横割れ部分からはみ出ないようにする という対策をして、なんとか乗り切った。とりあえず、もう新しいタイヤは購入済み。タイヤが横に割れている原因は、不明だが、多分相当距離数走ったので、割れてしまったのだろう。 道中は、ちょっと走っては、パンクし、直し、また走ってはパンクしと原因が分からなかった時は流石に心が折れそうになった。運がいいのか悪いのか、近場にホームセンターがあったおかげで、パンク修理キットや追加のチューブも購入できて良かった。 それにしても、TPUチューブが2本無駄になってしまったのは、本当にもったいない話だ。最初はTPUチューブが熱で割れやすくなったと考えていたため、真の原因に気づくのに時間が掛かった。結局、追加のチューブを2本買う羽目になり、手痛い出費になったが、自分のための糧となったと言い聞かせている。 実家は山の上だった 今回、ロードバイクで走って気がついたのだが、実家は山の上にあった。いや、そりゃ最初からあるんだけれど、こんなに山の上にあるとは思ってもいなかった。 斜度が大体11%の坂の上にあり、ちょっとした山岳トレーニングになるレベルの所にある。普段は車で移動するから大したこと無いと感じていたが、ロードバイクで登るとめちゃくちゃハードな坂だった。こんなきつい坂を毎日のように自転車で登ったり降りたりしていた時期があり、そりゃ、身体が鍛えられる訳だと改めて感じた。 総括 とり...

ロードバイクの改造

ロードバイク最終形態 1 月に届いたロードバイク を毎月魔改造して、最終的にこういう形態になった。 初期の頃に比べて、各パーツ類が色々変わっている。交換したパーツを以下に羅列していく。 パーツと所感 パーツ名 商品名 評価 所感 バーテープ Fizik Tempo △ 黄色のバーテープはやり過ぎだったなと後になって後悔。もう少し地味な奴で良かった タイヤ Panaracer Closer Plus ◎ 交換して一番効果があったと感じたパーツ。明らかに速度アップした&疲れにくくなった。ただ、タイヤの色は普通に黒で良かった。なんで青選んだん? チューブ Cyclami TPU tube ◎ 1 個 600 円くらいなんだけれど、とにかく軽い。これも速度アップ&披露軽減に役立っている。バルブ長は 65mm が丁度良かった。超オススメ ツールケース Gorix ツールケース ◯ 最初は百均のペットボトルカバーをツールケース代わりに使っていたが、アップデート。やっぱりしっかりとしたツールケースは良い。ただし、収容量は減った ホイール Mavic KSYRIUM SL ◎ 中古で 3 万円したが、買って良かった。ホイール交換が強く勧められるのが良く分かる。Mavic の KSYRIUM SL か、Zonda で迷った。Zonda が中古市場に流れて来なかったので、Mavic にした。多分、どっちでも良い。お値段が 3 万円以内なら買い。新品買うのはちょっと今は時期が悪い ブレーキ ULTEGRA BR-8100 ◯ ブレーキは、105 以上にすると良いよという話を聞いていたので、これも中古で購入。ブレーキ制動力が圧倒的に高くなる。とは言え、シマノ製のブレーキならば、最初の 1 年ぐらいまではデフォルトで付いているのを使っても十分だと思う ペダル 三ヶ島 SYLVAN STREAM NEXT Ezy Superior ◎ 直近で変えたパーツの一つ。これまでは安物のペダルしか使って無かったけれど、三ヶ島のペダルに変えて、ますます疲れにくくなった。パワーロスを相当低くする事が出来る。買ってよかったパーツの一つ 改造を終えて ここから、更に改造をするとなると、パワーメー...

未来を読んだスマホ買換

未来を読んだスマホ買換 先日、スマホを新たに買い替えた。 2022年の7月 に買ってから、2年経過せずの買い替えで、これはちょっと予想よりも早めの交換になってしまった。新たに購入したのは、SHARPの AQUOS Sense8 。珍しくSHARPという大手メーカーのスマホにした。 なぜPixel 8aを待たなかったのか 時期的には、もう数週間待てばPixel 8aが発売される可能性が高く、そっちを待った方が賢かったと思う。 しかしながら、いくつかの理由で、自分には待てなかった(待つ必要がなかった) Mi 11 Liteの 電池の持ちが限界 に達していた Pixel 8aは 思ったよりも値段が張りそう だった Sense8の評判が思ったよりも良かった 理由としてはこんな感じ。一番切実だったのは電池の持ちだ。この2年の酷使で、Mi 11 Liteは、2時間ぐらい使うと一気に電池残量が怪しくなっている状況だった。少なくとも8時間くらいは充電しなくても持つようにしてくれないと困る。 Pixel 8aが高くなりそうというのは、ここ数日に出てきた情報だが、もっと前からどうやっても安くはならないなと読み切っていた。 というのも、為替レートが 1ドル155円 を越える状況で、輸入品はどうしても高くなってしまう。ゆえに、よほど為替レートが良くない限り、スマホの値段は上がっていく。 Pixel 8aは、当初想定していた6万前後の予算を大きく超えて、8万前後になるという噂も飛び交っており、自分の中で次の候補として外れてしまった。 それを踏まえたうえで、Sense8は中々リーズナブルな値段設定になっている+評価が結構良かった。実際に使い始めて2週間以上するが個人的には普段遣いとして十分な性能を感じた。変な専用アプリがプリインストールされているのが面倒だが、そいつは立ち上げなければ問題ない(と判断した)。ミドルクラスのスマホには、 6万が限界 と個人的に思っている。ハイエンドスマホは別に欲しくない。Felica機能さえあれば良いので、今後もミドルクラスのスマホを所持していく事になると思っている。しかしながら、今後も為替レートが落ちないとすると、スマホへの予算を結構確保しなくちゃ行けない状況になりつつあり、面倒だなぁと感じている。 Sense8への不満 Sense8に...

コーヒーライドをしてきた

コーヒーライドをやってみた 先日、 TITAN MANIA のマグカップ を手に入れて、コーヒーライドって奴をやってみた。コーヒーライドとは、要するにサイクリング先でコーヒーを飲むというだけの行為なのだが、これが実に良かった。自分の家から、大体 20km 先に彩湖がある。そこまで一生懸命自転車を漕ぎ、コーヒーを一杯飲むという贅沢だ。 非日常感をお手軽に味わえる趣味で、端的に言えば最高だった。普段は出不精なので、こういう時ぐらいは行き先を楽しまねばという感じだ。 ちなみに、ロードバイクはちょこちょこカスタマイズをしていて、 補助ブレーキの除去 バーテープの変更 タイヤの交換 TPU チューブの交換 サドルバッグの購入 サドルポジションの変更 と色々やっている。ちなみに、今回のコーヒーライドのために ギアトルの フロントバーバッグ TITAN MANIA のチタンマグカップ LIFELEX のワンタッチボトル を新たに購入した。合計で 8,000 円ほど。趣味の出費としては大分安上がりである。 人によってはコーヒーミルを購入したり、コーヒー豆を購入したりするらしいが、自分はなるべくシンプルにコーヒードリップパックを購入して持っていった。後は、ボトルに入れた熱いお湯を注ぐだけで十分楽しめる。 カスタマイズによる変化 購入してから、しばらくはサドルポジションはそのままにしていたが、短足の自分には高すぎたので、ちょっとだけサドル位置を下げた。それが見事にハマった。今まではペダリングを頑張ってもなかなかケイデンスを維持するのが難しかったが、ちょうど良い高さにした成果が出たのか、高いケイデンスを維持するのがすごく楽になった。 また、タイヤ交換とTPUチューブの交換の恩恵も多かった。回転部分の軽量化は速度アップに効くと良く聞くが、まさにそれがドンピシャという感じ。タイヤ交換により、乗り心地がすごく良くなったのと、加速度が非常に良くなった。慣らし運転中はそれを感じなかったが、慣らしが終わった今だと、確実に前のタイヤよりも加速性能は上がっている。 また、TPUチューブは中華製の緑のチューブを使っているが、通常のチューブの1/3の重さなのはかなり影響が大きい。もう、普通のチューブは使えない……。 そんな感じでロードバイクで楽しく走って...

Windows版gVimをアンインストールした日

Windows 版 gVim をアンインストールした話 以前に、 Windows11 on WSL2 + wezterm + Neovim = 最強開発環境 という痛々しい記事を書いたのだが、その続きの記事と言っても過言ではない。 この記事は Vim 駅伝 の 3 月 1 日の記事である。 前回はぺりーさんの netrw を使うために という記事だった。 次回は kuuote さんの Vim 側の組み込みプラグインを無効化するハック という記事である。 gVim との付き合い 思い返してみると、gVim との付き合いは大分長くなった。エディタとしては 自分の人生の中で最も長く付き合ってきたエディタ と言える。Vim のインターフェースとして gVim を何度も使ってきた。自分の手持ちのマシンは Windows なので、必然的に gVim を選択肢として選ぶ必要があった。 gVim の良さは何か。それは、Windows とのシームレスな関係であり、Windows OS の機能をそのまま使いたい場合に有用である。かつての自分にとってこの部分は非常に重要であった。具体的には、印刷機能と画面半透明化機能であり、これが無いとやってられないという認識であった。 しかし、時代が進み、自分の技術力の向上や考え方の変化、さらに Vim 周りのプラグインの更新が進むと gVim で運用していく事がだんだんと億劫になっていったというのが事実である。故に、 WSL2 上で動く Neovim の快適さに心が打ち震えた のである。 技術力の向上に伴う考え方の変化 かつての自分は 何でも gVim で処理したいな と考えていた。メールを見たり天気を見たり、Twitter を見たりするのに、gVim を活用していた。かつての Emacs 使いの guru のような立ち位置を目指していたというのがある。2000 年代初頭にインターネットに多少なりとも触れていた人ならば、「それ Pla」という古の単語を思い浮かべるかもしれない。この概念を持ち出すのはあまりにも古すぎるが、結局言いたいのは、 1 つの手法で全部をこなす という考え方だ。ネットを見るのにわざわざブラウザに切り替えるのはもったいないという今となっては情熱に似た何かを当時は多くの人が持っていた。 しかし、自分自身の技術力...

BlueSkyが招待コード無しで登録できるようになった

BlueSkyが招待コード無しで登録できるようになった 書きたいことはタイトルで全て書いたので、後はただの蛇足。 イラストレーターさんが爆増 まず、観測範囲内ではイラストレーターさんが大量に押し寄せた。Twitter(現X)のUIに似ているのも、イラストレーターさんとの親和性が高くあっという間に押し寄せた感じだ。 Twitterのイラスト関連に関するフィルターはかなりザルで、肌色成分が多いイラスト(や写真)を割りと警告なしで流れる形になっているが、BlueSkyの方は割りと厳し目で、水着イラストも一発アカウント停止になるくらい簡単に止められている形だ。知名度など関係なく止めるので、運営の本気度が伝わってくる。 もちろん、TL上にて警告が大量に流れはじめたので、多分今から加わってみようかなと思う人たちもある程度節度を守ってPOSTすれば、いきなり締め出されるみたいな事はないだろう。 日本人が爆増 今日のサムネイルにあるように、日本人が爆増した。100万人orderで人が増えるというのは大分狂っている。主に牽引したのはイラストレーターさんであり、そのフォロワーもこぞって移動して、というのもあるが、多分、TwitterのTLがクソゴミ状態になっていて治安が悪かったのも影響していると踏んでいる。インプレゾンビみたいなのも増えてるしね。 Twitterは今まで散々酷い情報を垂れ流す場になっていたが、ついに安寧の地を得たと感じる人が多いのをTLで散見している。主な要因としては、 広告が(ほぼ)ない 時間軸通りのTimeLine スパマーを一発でフィルター出来るフィード機能 と言ったものが揃っていたからだと思う。 現状、広告なしで見れているが、いつまでも無料で使えるとは思えないので、何かしらの集金方法が出てくると思う。その主な方法は広告だと思うので、いつかは広告ありのTLになっていく。つまり、 今だけ pureなTimeLineを見れる。 また、様々なアルゴリズムで恣意性を含むクソゴミデフォルトTwitterTimeLineに比べて、時間軸で綺麗に流れてくれるBlueSkyTimeLineは、かつてのTwitterそのままで、ユーザが求めていたものが流れている。最初から、TLなんかいじらなきゃ良かったんだと思いつつ、運営次第でこれもどうこねくり...

40km超え

初の40Km超え 今日の昼rideで、初めて移動距離40kmを超えた。あと、ついでに最高速度も。 足立小台から朝霧水門あたりまで片道20kmの距離。荒川サイクリングロードを北風に抗いながらひたすら北上した。 もう少し足を伸ばせば片道25km、往復50kmも目の前だが、体力のことを鑑みて40kmで帰ることにした。 40kmを超えてみて まず、身体の疲労感だが、案外行けるなと感じた。初めて30km超えた時は、帰ってきた時点で息も絶え絶えといった感じだったが、今回はまだ余裕があった。 恐らく、往復50kmも十二分に走れる体力は付いてきたなという印象。 もうしばらくは片道20kmのトレーニングを続けて、最終的に往復50kmを楽に走りきれる体力を付けたいと思った。 それが出来たら、いよいよ実家へのロングライドを試す予定。 片道50km、往復100kmは未体験ゾーンなので、今から楽しみである。 その他感想 ロードバイクはお尻が痛くなるという話で、サイクルパンツ必須という話だったが、実はまだサイクルパンツを履いての走りはやっていない。 距離がそこまで長くないからというのと、乗っている時間がそこまで長くないからというのが主な要因だが、そろそろサイクルパンツを履かないと厳しそうなので、近々サイクルパンツでのサイクリングに挑戦してみたいと思っている。

FARNA CLARIS first impression

FARNA CLARIS first impression 先日購入した 、FARNA CLARISに本日初めて乗ったので、その感想を書きたいと思う。 受け取り 今回は、 Y's Road Online さんで購入したが、非常に丁寧な配送で良かった。 受け取り可能かどうか電話での確認、手渡す時の丁寧な扱い、完成車へのしっかりとした梱包など、配送料6,000円以上の価値を届けてくれたと思っている。 昨今は物価も上がっいて、配送料を上げたい気持ちもあるだろうけれど、かなり良心的な額でやってくれてるなと感じた。 今後も新しいロードバイクを購入しようと思ったら、Y's Roadさんで買おうと思うほど、丁寧なサービスだった。 初乗り 受け取ったのは火曜日だったが、色々と忙しくて今日まで乗る時間を確保できなかった。 本日無理やり時間を作って走ってきた。 走ってきたのは、いつもの荒川サイクリングロード。風も強くなくとにかく軽く流す感じで走ったのだが……。 これが、今回走った記録なのだが、注目ポイントは平均時速。 ESCAPE R3での平均時速は、大体時速17km前後だったが、FARNA CLARISの場合は平均時速22kmと平均時速が単純に5kmも上がっている。 これは、実際に漕いでいて感じたのだが、とにかく加速が早い。 最初は、自転車の重さによる影響かなと思ったが、それ以上にコンポーネントの精度の違いが大きいと感じた。 こちらのパワーを無駄なく地面に伝えている感じだった。 逆にESCAPE R3もコンポーネントを変更すれば同じような事が出来るかもしれない。 もっとも、素人がプロ精度の調整が出来るという前提だが。 使う筋肉の違い こういうスポーツ系の自転車に乗ると、腿の裏側の筋肉が痛くなる。 ESCAPE R3を漕ぎ始めた時もそうだったが、それ以上に痛くなった。 ママチャリとかだと太ももの前面が痛くなるが、スポーツ系は腿の裏が痛くなる。 ある程度の距離を走ることに身体を慣らしていたのが幸いしたが、もししていなかったら、途中で疲れて動けなかったかもしれない。 ハンドルの違い ドロップハンドルとSTIレバーを初めて使ってみたが、ドロップハンドルは最初扱い方に迷ったが、周りを走っている人のポジションを見て、使い方が分かってきた。 フラット...