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10月, 2023の投稿を表示しています

開発環境の羅列 2023 秋

開発環境の羅列 2023 秋 自分の現在の開発環境について適当に羅列する。備忘録的な感じ。 OS Windows 11 WSL2 on Ubuntu Mac OS X OS に関しては、メイン端末は Windows 11 に WSL2 を入れて、そこで Ubuntu を走らせている。 日常のメモ書きから、プログラム開発まですべて WSL2 上の Ubuntu でカバーできている。 もしかして、Windows11 無くても生きていけるのではという錯覚に陥りがちだが、Word、Excel、PowerPoint を編集する作業があるので、多分、まだまだ Windows は必要。 Max OS X に関しては、Intel Mac のマシンを 11 年近く使っている。やべー。 こんなに長く使う予定は無かったのにどうして……。 でも、Mac 環境が無いと Safari の動作が確認できなかったりするので、しばらくは Mac は必要だろう。 M1 Mac 欲しいなぁ。 Terminal WezTerm Terminal に関しては、WezTerm に乗り換えてからずっと使っている。Win/Mac 共に使えるのが良いことと、同じ設定が使えるので愛用している。 今のところ、特に不満なく使っている Editor Neovim Vim エディタに関しては、相変わらず Vim を使っている……ように見せかけて、完全に Neovim へ移行した。これは、 Shougo-ware をメインで使っている関係上、Vim で四苦八苦するより、Neovim でぺちぺちやった方が早く環境構築が出来るからだ。 Neovim だから良いという訳ではないが、積極的に Vim を選ばなくても良い時代になったと言える。 ちなみに、エディタの起動時間は、WezTerm を立ち上げて、nvim とタイプして起動するまで 5 秒掛からない。この起動速度+十分に精錬された開発環境は VSCode を上回っている。LSP も有効化しているので、VSCode を積極的に使う理由が、今のところ僕には無い。流石に今のマシンスペックだと、VSCode は 10 秒で起動するので、たかが 5 秒くらいと言われるかもしれないので、起動速度が速い!すごい!とは言い切れないのが現状。実は、VSC

NextJS を 13.5 に上げたら、Netlify で API Routes が使えなくなった

NextJS を 13.5 に上げたら、Netlify で API Routes が使えなくなった 基本的に、NextJS をフレームワークとして使う場合は Vercel を使っていれば、変なトラブルに巻き込まれる事はないのだが、今回 netlify で作っていたアプリがコケたので、その知見を書き記したい。 事象 API Routes が全く動作しなくなった。エラーとしては 502 (Bad Gateway) が出ているが、実際にログを精査すると、 Runtime.ImportModuleError: Error: Cannot find module 'styled-jsx/style' というエラーが出ている事が分かった。 検索結果 Runtime.ImportModuleError: Error: Cannot find module 'styled-jsx' - Nextjs + NextAuth - #2 by hrishikesh この記事を見ると、@netlify/plugin-nextjs の 4.38.0 以上を入れろとなっている。だが、これをやっても駄目だった。 最終的な解決策 色々試して、NextJS の 13.5 以上は現在 netlify で API Routes が使えない事が分かったので、 NextJS をダウングレード して対応した。 最近、自分は bun を愛用しているので、 bun add nextjs@13.4.19 を実行して、package.json の中身を更新するだけで良かった。 完走した感想 ぬわああああん疲れたもおおおおん。 コイツいつも疲れてんな。 正直今回のバグはエグくて、いわゆる環境バグ。 おま環と言われても仕方がないレベルなので、再現性はもちろん、解決方法も簡単には見つからない。 今回、泣く泣くダウングレードという策を採用したが、もう少し深い所での解決を出来るようになりたい。

名探偵のままでいての感想

名探偵のままでいての感想 このミステリーがすごい受賞、小西マサテルさんの「名探偵のままでいて」を読み終えました。いわゆる「日常の謎」を扱った短編集で、とても読みやすかったです。 設定の巧妙さ この作品における、名探偵役はレビー小体型認知症を患う祖父が担っている。幻視を伴う認知症の一つであるものの、明晰な頭脳のキレは一切衰えていないという設定が良い。 元校長先生という事で、子供たちを純粋に可愛がっている姿や、後進たちへの配慮などちらりちらりと見える善性が心地よく、多くの人が好印象を抱くと思う。 一方の主人公の楓も、ミステリが好きな美人の小学校教諭という”あざとい”設定で、好きな人は好きなキャラクター造形だと思う。この美人な女性を主役に据える事で、最終話でリドル・ストーリーを展開させてる結末もお見事。ミステリにあまり馴染みがない人でも楽しめる作りになっている。 主人公の楓に好意を寄せている男性二人も非常にキャラが立っている。元バッテリーを組んでいたという設定も巧みで、カプ厨が無限に組み合わせと妄想を進められそうな設定になっている。イケメン後輩か、堅実な同僚か。主人公がどちらを選んだのかを考えるが楽しい作りになっている。個人的には、共通点の多い方を主人公が選ぶと思っている。 タイトルの良さ 本書の最後に、この本は元々「物語は紫煙の彼方に」というタイトルだったらしいが、これはあまりにも渋すぎたし、どうしても主人公が探偵役になってしまう。一方、改題した「名探偵のままでいて」は、主人公である楓目線での訴えとなっていて、ぐっと惹きつけられるものになっている。表紙イラストもとても素晴らしく、いわゆるタイトル買い、表紙買いしたくなるような作りになっていて、素晴らしい。 総評 ミステリ部分の”弱さ”はある。インパクトはどうしても弱い。意外な犯人とか、意外な方法みたいな物は少ない。ただし、これはいわゆるミステリマニアの感想であり、初めてミステリを読んだ人にはあっと驚く結末に仕上がっていると思う。しかも、その結末は比較的暖かな物が多く、殺伐とした終わり方とか、ビターな終わり方が少ないのも良い。物語一つ一つの長さも短いので、長い本を読むのが苦手な人でもちょっとずつ読み進められるそういう作りになっていて、その辺はとても現代的だなと感じた。 ミステリマニア的な視点で