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Let's note CF-SZ6にGoogle Play入りChromeOSを入れて、超軽量Chromebookを手に入れた

Let's note CF-SZ6にGoogle Play入りChromeOSをインストールする

先日、魔が差してLet's note CF-SZ6の中古をポチってしまった。なんとなくChromeOSに触りたくなり、中古のやっすいPCに入れたらええんちゃうんという心の声に逆らえなくなった。 で、一旦ChromeOS Flexを入れて使ってみたんだけれど、やっぱりGoogle Playのアプリが入れられないのはNG。 自分が欲しかったのは、Google Playが使えるChromeOSなんやという事で、ネットのインストール記事を探して、入れることにした。 ほぼ、そこの記事通りにインストールしているが、自分なりのアレンジも加えているので、参考にする人は参考にしていただきたい。

手順は下記の通り

  1. 軽量Linuxをダウンロードする
  2. 対応しているChromeOSのバージョンを調べ、ダウンロードする
  3. Brunchをダウンロードする
  4. Rufusをダウンロードする
  5. USBメモリーに軽量Linuxをインストールし、ChromeOSをコピペする
  6. USBメモリーから、実際に軽量Linuxを起動して、インストールコマンドを実行する

軽量Linuxをダウンロードする

インストール作業用として、軽量LinuxをUSBメモリーに構築する。 Linux Mintがオススメという事なので、こいつをダウンロードする。

ダウンロードページにアクセスし、Xfce Editionをダウンロード。 ダウンロードが完了すると、linuxmint-21.3-xfce-64bit.isoみたいなファイルが出来上がっている。

対応しているChromeOSのバージョンを調べ、ダウンロードする

自分が購入したLet's note CF-SZ6は、Core i5-7200Uとの事なので、7世代目のCPUとなる。 この7世代目のCPUに対応しているのは、board: rammusのバージョンになる。

https://cros.tech/にアクセスし、rammusを検索すると、対応するChrome OSのバージョンが出てくるので、これをダウンロードする。 自分は、stableバージョンの126をダウンロードした。

ダウンロードを完了すると、chromeos_15886.44.0_rammus_recovery_stable-channel_mp-v5.bin.zipみたいなファイルが出来るので、ZIPを展開する。ファイルを右クリックしてから、全てを展開を選べば良い。

Brunchをダウンロードする

Brunchをダウンロードする。 最新版のstable版をダウンロードすれば良い。 ダウンロード後、展開しておく事。 tar.gzで圧縮されているので、これも右クリックから、全て展開を選べば良い。

Rufusをダウンロードする

Rufusへアクセスし、Rufusをダウンロードする。 通常はWindows x64版をダウンロードすればいい。Windows x86の方が、古い環境なのは、色々と罠な気がしている。 人間、数字が大きいほうが新しいと錯覚しやすいので。 標準でもPortalでもどちらでも良い。環境を汚染したくなければPortalで良いと思う。

USBメモリーに軽量Linuxをインストールし、ChromeOSとBrunchをコピペする

USBメモリーに軽量Linuxをインストールする。Refusを使い、その画面の指示に従ってインストールすればいい。ダウンロードした、ISOファイルを指定すれば良い。インストール完了後、エクスプローラーでUSBメモリーのドライブにアクセスし、適当にchromeosみたいなフォルダを使って、そこにChromeOSをコピペする ChromeOSは展開済のbinファイルをコピペする事。

chromeos_15886.44.0_rammus_recovery_stable-channel_mp-v5.bin

みたいな名前を

rammus_recovery_stable.bin

みたいに名前を変えておく。ここは、後のinstall.shで合わせるために変えてるだけ。

また、Brunchはディレクトリの中身をそのままコピペする。 作成した、chromeos以下に、下記ファイルがコピペされていればOK

  • efi_legacy.img
  • efi_secure.img
  • rootc.img
  • chromeos-install.sh

install.shをコピペする

ChromeOSのbinとBrunchをインストールしたのと同じディレクトリに、install.shを作成する。 install.shの中身は下記の通り

#!/bin/sh
sudo apt-get update
sudo apt-get install pv
sudo apt-get install cgpt
sudo bash chromeos-install.sh -src rammus_recovery_stable.bin -dst /dev/sda

USBメモリーから、実際に軽量Linuxを起動して、インストールコマンドを実行する

これでインストール用のUSBメモリーが出来たので、PCに差して起動する。 起動方法は、delキー連打から、BIOS画面を出し、そこの終了画面からUSBメモリーを指定して起動する。 ちなみに、BIOSの設定でセキュアブート無効にしておかないと駄目なので、必ずセキュアブートを無効にする事。

Linux Mintが起動したあとは、まず、WiFiをつなげる(これは、install.sh内でapt-getするため) その後、ターミナルを立ち上げて、

cd /cdrom/chromeos
sh ./install.sh

を実行する。 あとは、画面に従ってyをtypeしたり、yesをtypeしたりすれば良い。

インストールした感想

まず、非常に軽いサブノートが手に入ったのが嬉しい。 この軽いというのは物理的な重さの話で、重量が公称値だと849gと圧倒的な軽さを誇っている。 下手なタブレット並の軽さである。 更に、軽量OSである事も相まって、動作も非常に快適である。今回購入して、本当に良かったと感じている。

Google Play経由で各社の公式アプリが使えるので、自分にとってはメモなどを全部ぶち込んでいるOneDriveをシームレスに使えるようになったのがめちゃくちゃデカい。 出先でさっと資料を見る時に、重宝している。PDFとかをブラウザ経由で見るのも悪くないんだろうけれど、やっぱりアプリ形式でアクセス出来る方が精神的ストレスがぐんと減る。 ブラウザで完結出来る人は、こんな変な方法を採用しなくても大丈夫だと思う。

最後の注意点としてこの記事は、元のWindowsやOfficeのライセンスを捨てる野蛮な遊びをする変人向けの記事なので、ご留意を(言うの遅くないか?)

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