スキップしてメイン コンテンツに移動

ChromeOSでNeovim環境を構築する

似非ChromebookにNeovimをインストールする

先日の記事で、Let's NoteにChromeOSを入れて、似非Chromebookを作成した。 ついでに、Neovimも走らせちゃおうというのがこの記事である。

この記事は、Vim駅伝の2024-08-09の記事である。 本日のお品書き。

  • Linux環境を整える
  • Neovimのダウンロードとインストール
  • もう少しいいターミナルを入れる
  • 好きなフォントをインストールする

Linux環境を整える

Chromebook で Linux をセットアップするの記事を参考にすれば良い。 設定→ChromeOSについて→デベロッパーを選択し、Linux 開発環境をONにすれば良い。 ディスク領域を10GBほど取るけれども、似非Chromebookならば十分にディスク領域があるので、特に問題にはならないと思う。 これは余談なのだが、インストールされるLinux環境はDebianなので、aptが使える。

Neovimのダウンロードとインストール

インストールページに行き、Linuxのインストール方法を実行する

curl -LO https://github.com/neovim/neovim/releases/latest/download/nvim-linux64.tar.gz
sudo rm -rf /opt/nvim
sudo tar -C /opt -xzf nvim-linux64.tar.gz

この辺はいつもどおりという感じ。 最後に、/.bashrcに下記を追記する。vimで/.bashrcを開き、最終行に書き込めば終わり。

export PATH="$PATH:/opt/nvim-linux64/bin"

これで、Neovimのインストールは完了。 そのまま、

source ~/.bashrc

を実行し、

nvim

とすると、Neovimが立ち上がる。

もう少しいいターミナルを入れる

ChromeOSが提供するターミナルでもいいが、もう少し使い勝手の良いターミナルをいれる。 mate-terminalをインストールする。 aptを使うので、インストールは下記のコマンドを叩くだけで良い。

sudo apt install mate-terminal

あとは、共通メニューに勝手にインストールされるので、そこから立ち上げれば良い。

好きなフォントをインストールする

公式のターミナルと違い、好きなフォントを選べるので、それを選べば良い。 自分は、PlemolJPを愛用しているので、PlemolJPをインストールして、それを選んだ。 PlemolJPフォントをダウンロードして、$HOME以下に展開。

curl -LO https://github.com/yuru7/PlemolJP/releases/download/v2.0.0-beta8/PlemolJP_NF_v2.0.0-beta8.zip
unzip ./PlemolJP_NF_v2.0.0-beta8.zip
cd PlemolJP_NF_v2.0.0-beta8/
sudo cp -r ./PlemolJPConsole_NF/ /usr/share/fonts/PlemolJPConsole_NF

あとは、meta-terminalのEdit→Profile Preferences→GeneralのUse the system fixed with fontのチェックを外して、Fontの所で、PlemolJP Console NF Regular 12を選んだ。 この辺は、自分が好きなフォントを選んで貰えばいい。

編集後記

Chromebookと言っても実質Linuxマシンみたいな物なので、Linuxの資産を活用出来るのは素晴らしい。 とはいえ、癖もあるのであくまでも遊び用マシンとして使うイメージが強い。 これは余談なのだが、最初はweztermを入れて遊ぶ予定だったのだが、weztermの起動が出来なかった。 flatpackを入れて、インストールする所までは上手く行ったのだが、そこから先が駄目だった。weztermがなぜか起動しなかった。いつか対応すると思って、今回はこの辺で手を引いておく。

コメント

このブログの人気の投稿

EFIブートローダを移動した話

EFIブートローダを移動した HX90に環境を整え終わってから、アホな事をしたので、その記録を残す。 SSD: Cドライブ SSD: Dドライブ(データストレージ用) + ESP※ SSD: Eドライブ(データストレージ用) ※ESP(EFI System Partition) インストールした時、こんな構成だった。 ESPがDドライブにあるのが気持ち悪かったので、これを削除した。 そしたら、BIOS画面が出るだけになり、Windowsが起動しなくなった。 移動手順 この時の自分はMBRをふっ飛ばした時と同じ現象だと思ったので、MBRというキーワードで検索したが、今はEFIブートローダーと呼んでいるらしい。 【Win10】任意のディスクにEFIブートローダをインストールする 色々検索した結果この記事が参考になった。 Diskpartを使って、パーティションを新たに分割し、bcdbootを実行して、無事に事なきを得た。 パーティションの分割はこんな感じ Diskpart Select volume 0 shrink desired = 200 Select disk 0 Create partition EFI size=200 Format quick fs=fat32 label="ESP" Assign letter=P exit EFIブートローダーのインストールはこんな感じ bcdboot C:\Windows /s P: /f UEFI ちなみに、自分の環境だけの問題なのだが、コマンドラインで、「\」を入力するのができなかった。我が家のキーボードはHHKBだけなので、日本語配列を無理やり適用されると、バックスラッシュが入力できないという不具合が生じる。 結局、コマンドプロンプトからマウスで範囲選択してコピーして貼り付けるという荒業でクリアした。 普通の人は、何も考えずに、\を入力すれば良い。 最終的に SSD: Cドライブ + ESP※ SSD: Dドライブ(データストレージ用) SSD: Eドライブ(データストレージ用) ※ESP(EFI System Partition) という構成に切り替えることができた。

Windows版gVimをアンインストールした日

Windows 版 gVim をアンインストールした話 以前に、 Windows11 on WSL2 + wezterm + Neovim = 最強開発環境 という痛々しい記事を書いたのだが、その続きの記事と言っても過言ではない。 この記事は Vim 駅伝 の 3 月 1 日の記事である。 前回はぺりーさんの netrw を使うために という記事だった。 次回は kuuote さんの Vim 側の組み込みプラグインを無効化するハック という記事である。 gVim との付き合い 思い返してみると、gVim との付き合いは大分長くなった。エディタとしては 自分の人生の中で最も長く付き合ってきたエディタ と言える。Vim のインターフェースとして gVim を何度も使ってきた。自分の手持ちのマシンは Windows なので、必然的に gVim を選択肢として選ぶ必要があった。 gVim の良さは何か。それは、Windows とのシームレスな関係であり、Windows OS の機能をそのまま使いたい場合に有用である。かつての自分にとってこの部分は非常に重要であった。具体的には、印刷機能と画面半透明化機能であり、これが無いとやってられないという認識であった。 しかし、時代が進み、自分の技術力の向上や考え方の変化、さらに Vim 周りのプラグインの更新が進むと gVim で運用していく事がだんだんと億劫になっていったというのが事実である。故に、 WSL2 上で動く Neovim の快適さに心が打ち震えた のである。 技術力の向上に伴う考え方の変化 かつての自分は 何でも gVim で処理したいな と考えていた。メールを見たり天気を見たり、Twitter を見たりするのに、gVim を活用していた。かつての Emacs 使いの guru のような立ち位置を目指していたというのがある。2000 年代初頭にインターネットに多少なりとも触れていた人ならば、「それ Pla」という古の単語を思い浮かべるかもしれない。この概念を持ち出すのはあまりにも古すぎるが、結局言いたいのは、 1 つの手法で全部をこなす という考え方だ。ネットを見るのにわざわざブラウザに切り替えるのはもったいないという今となっては情熱に似た何かを当時は多くの人が持っていた。 しかし、自分自身の技術力...

javascriptは外部ファイルにした方がいいの?それとも、インラインの方が良いの?

事の発端 os0xさんのブログコメント で、javascriptの書き方について、面白いやり取りがありましたので、それについての私見を書きたいと思います。 結論から言いますと、プログラマ的な立場から言わせて頂くと、外部ファイル管理が望ましく、コーダ的な立場から言わせていただくとインラインが望ましいです。 なぜそのような結論に至ったのか、まずは経緯を御覧ください。 コメント欄でのやり取り os0xさんのブログコメント欄を引用しています