コンパクト長財布 ブラックフライデーという名前の様々な通販商品買い叩き時期がやってきた。今年は色々と散在し、トータルで20万ぐらい使った。主に、ロードバイク系の商品にガッツリお金を掛けた形になる。前にもちらっと書いたが、手持ちのロードバイクを11速化+パワーメータを搭載というアホな事をする予定で、そのための出費+スマートウォッチとサイコンを買ったみたいな感じでかなり散在してしまった。 そんな大量にロードバイク用品に偏った中で、ロードバイクにあまり関係なかった 長財布 の話を今日はする。 今まで使っていた財布 今までは、 ダンヒルの長財布 を使っていた。手触りと使い勝手が良く、かなり気に入っていた。しかし、形あるものはいつか壊れる。ジッパー部分の取っ手(?)がブチッと切れてしまった。かなり悲しかった。しばらくは、ジッパーを指でつまんで無理やり開けしめしていたが、段々とその行為にストレスを感じるようになった。 そこで腹を決めて、新たな財布探しに出たのが先月の頭ぐらいの話。 一応長財布を使っていて、こういうのが欲しいなーというおぼろげな輪郭を決めていた。 サイズは1万円サイズ ジッパー式はNG 予算は4万まで まず、1万円サイズというのは、長財布が取れるギリギリのサイズなので、これはマスト条件。 ジッパー式は、今回みたいに壊れたら嫌だなという思いがあり、なるべくジッパー式ではないタイプをチョイス。 予算は4万までという事にしたけれど、安ければ安いほど良いので、下限はそこまで設けなかった。 このような条件で探すと、以下の3つが候補として上がった。 usuha-long il modo loneo usuha-long まず、デザインに惚れた。ギボシで止めるタイプはめっちゃオシャレ。 設計思想も好みだった。最小+最薄を目指すコンセプトは、自分の志向とも合っていた。 思考停止で買おうとしたのだが、なんとこれが超人気商品で、長期間待つ必要があった。 そのため、候補から外れることに。 il modo usuha-longと良く似たコンセプトの財布。これも、かなり好みなデザインである。 設計思想も似通っていて良い。Amazonですぐに買える。という事で、第一候補になった。 loneo こちらのloneoもusuha-longと似たコンセプト...
名探偵じゃなくてもの感想 小西マサテル氏の「 名探偵じゃなくても 」を読んだ。 前作、「名探偵のままでいて」の続編になる。前作の感想は下記記事参照。 名探偵のままでいての感想 作品全体の感想 前作同様、かなりライトな仕上がりになっていて、ミステリに馴染みのない人でも気軽に読める分量、内容になっている。インパクトの弱さに関しては相変わらず残っているが、文字数を(恐らく意図的に)絞っている関係上、バーターで致し方がないか。 ヒッチコック映画とそれに関する話題をばっと並べることでより、一般層向けにチューニングされた印象が強い。そして、謎を呼び込むために警察関係者を出すなどかなり苦心している模様が見受けられる。日常の謎だけでは、話をふくらませるのが難しいのだろう。 物語としての面白さは落ちていないし、前作を知らない人でも充分に読んで楽しめる作りになっているので、初心者向けミステリとしてよいのではないだろうか。ネタバレになるが、簡易的な叙述トリックも仕掛けられているので、知らない人は驚くに違いない(僕は読み慣れているので、すぐに気がついた)。 リドル・ストーリーは続く さて、主人公の楓がどちらの男性に好意を寄せているのかという点に関しては、目的を持って曖昧に描かれている。そして、それに対する回答をあえて書いていない事によって、読者に想像させるように仕向けている。 すでに主人公がどちらかを好きになっているのは確定だが、明言はされていない。 なので、地の文含め色々拾っていくしかない。 居酒屋で3人でスマホに録音しようとする時に顔を近づけた時、ドギマギする 四季の舞台を見に行った時、岩田と小指が接触し、ドギマギする 岩田からプロポーズめいた言葉を言われる(その後、九鬼からの襲撃を受ける) スマートフォンで「メリークリスマス(=愛してる)」を言われる。電話越しに子猫の甘える鳴き声 楓の心情を推察できるのはこの辺くらいだ。さて、これらの材料からある程度の組み立てをしていこう。 居酒屋でのやり取りに関して、本文中にヒントはほとんどない。 楓は吐息を感じ、瞬間右手で胸を押さえて目を閉じた と書いている。正面に岩田が座っているのが確定で、隣に四季が座っているかどうかがちょっと怪しいが、多分四季が隣に座っている。 位置関係からの推察だが、正面から吐息を...