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コストを掛けているエントリーロードバイクの見分け方

前段

増田に書いて投稿しようと思ったのだが、どうも大量にリンクが張ってあると、スパム扱いされるっぽく、投稿出来なかったので、こちらで供養する。

コストを掛けているエントリーロードバイクの見分け方

今年に入ってエントリーロードバイクを購入し、その楽しさにハマっている。 色々な人にロードバイクを楽しんでもらいたいと考えているのだが、いわゆる良いエントリーロードバイクを見分ける手法が案外書いていないのと、YouTubeでお勧めされているエントリーロードにも罠があるので、その辺を語りたいと思う。

予算について

昨今の様々なインフレの煽りを受けていて、エントリーロードバイク本体だけでも、大体13万~15万円が相場になっている。悲しい。 しかも、本体を買うだけでなく

  • ペダル
  • ポンプ
  • ライト
  • ヘルメット
  • ベル

あたりは、必要になると思うので、本体の料金に加えて、2万円ほど予算を積み上げる必要がある。 この時点で、予算オーバーな方は、ロードバイクを買うことを諦めるのが正しい。借金してまで買うような趣味の物ではない。

具体的には、全部まるっと込みで20万くらい掛かると考えたほうが良いだろう。

クランクについて

エントリーロードバイクで見るべき一番のポイントはクランクだ。

昨今のロードバイクは、4アームのクランクが標準なのだが、 エントリーロードバイクだと、5アームのクランクがついてくる事がある。

bianchiの場合

5アームのクランクがついているロードバイクはなるべく避けたほうが良い。 例えば、有名メーカーのbianchのVIA NIRONE 7は、SORAコンポーネントのくせに、5アームのクランクがついてくる。

5アームのクランクは、将来カスタマイズしようと思った時に上位グレードのホローテックⅡBBに変える必要があり、余分な工具を買う必要が出てくる。 そして、このクランクが案外馬鹿にならない値段なので、なるべく良いクランクがついているロードバイクを購入する事をお勧めする。

ちなみに、VIA NIRONE 7の一つ上のモデルだと値段が55,000円ほどアップするが、パーツのグレードが恐ろしく上がるので、こちらの方がむしろコストパフォーマンスが良くなっている。 本体価格が163,900円になっているが、最近はかなり割引セールされているので、bianchiのエントリーロード買うなら、絶対こっちをお勧めする。 ちなみに、チェレステカラーにこだわらなければ、カーボンフレームである、SPRINT 105のリムブレーキモデルが某所で190,080円で売られているので、サイズが合うならば予算額を上げて買うという選択肢があるのかもしれない。

TREKの場合

TREKのDomane AL 2 Rimなんかも、5アームクランクが採用されていて、悲しい気持ちになる。 超有名メーカーなのにどうして……。

Domane AL 2 Gen 4なんて、値段が165,000円なのに、安いクランクを採用していて、割とひどい。 Domane AL 3 Gen 3は4アーム採用しているので、もし買うならこの辺からという事になる。最も、値段が197,890円という事で、エントリーロードバイクと呼べない値段になっている。 TREKは、店舗が割と色々な所にあるし、サポートもめっちゃ手厚いので、自分でメンテナンスが出来ない人は、TREKという選択肢はありだと思う。

GIANTの場合

ロードバイクの大手と言ったら、GIANTは外せない。 よく、contend2が入門用だと言われるが、こいつは5アーム採用の上、テクトロのブレーキが採用されているので、非常にもったいない。 ちょっと高いけれどcontend1を買うほうが良い。 SORAコンポーネントになるし、お値段も154,000円とエントリーロードバイクの標準的な値段で収まっている。 GIANTのエントリーロード買うなら、contend2でなく、contend1をお勧めする。

cannondale の場合

cannondaleのCAAD Optimo3なんかは、しっかりと4アーム採用。お値段165,000円かかるが、bianchiやTREKより良心的な値付けがされている。 まあ、最安値のSynapse2は5アームだったりするので、油断禁物。

GIOSの場合

GIOSは、大抵のロードバイクが4アームなので、安心して購入出来る。 FENICE は、フルClarisコンポーネントながら、151,800円とかなり良心的な値付けをしている。 クロモリフレームという独自性もあり、デザインもめっちゃ良いので、お勧めできる。

Anchor の場合

日本メーカーはどうなのよとなると、ブリジストンとホダカの2社に絞られる。 ブリジストンブランドのAnchor は、RL3DROPという車種をエントリーロードバイクとして販売している。

残念ながらこいつも5アームだ。これより上のモデルになると、RL6D SORA MODELとなり、お値段なんと176,000円。僕はこの値段はキツイと思ってる。 しかしながら、ディスクブレーキ+SORA+日本企業=安心感という方程式に価値を感じる人はこれぐらいコストを掛けても良いかもしれない。

ってか、ディスクブレーキでこの価格なら安価な部類に入るので、ディスクブレーキを選びたい人には、このRL6D SORA MODELをお勧めする。

khodaabloom の場合

ホダカは、khodaabloomとNESTOをブランドとして出していて、khodaabloomのFarna Clarisは、エントリーロードバイクながら、しっかり4アーム。

自分が買ったバイクはこれで、値段の割にコンポーネントにはかなりコストを掛けている。コンポーネントがほぼSHIMANOで固められているので、パーツを取り外して売っぱらう価値もある。 これでお値段126,500円は、ちゃんとしたエントリーロードバイクの中ではめちゃくちゃ安い。

実際に、ブレーキとホイールは速攻で売り飛ばし、より性能の高いブレーキとホイールにした。追加費用としてパーツ類(中古のブレーキ+中古MAVICホイール)が5万、ケーブル類が6,000円ほど掛かったが、ブレーキとホイールの売買価格が1万円ほどだったので、約5万の追加投資で高性能なホイールとブレーキを積んだロードバイクに様変わりした。20万の予算内で、ホイール代を追加で出せるというのは魅力的。 唯一の不満点があるとするならば、補助ブレーキがついている事。これは一番いらないw

NESTO の場合

NESTOのFALADは残念ながら5アームだが、一つ上のグレードであるFALAD PROは、しっかりと4アームである。

ホダカさんは、国内の強みを活かして頑張っていると思う。ブランド力がまだまだ低いのが最大の障壁だが、コストパフォーマンスはめちゃくちゃ高いので、お勧め出来る。 ここまで出してきた中で最安値の121,000円。とんでもないコストパフォーマンスの高さを叩き出している。やーばい。 もし、デザインが気に入ったならば、FALAD PROの購入をお勧めする。こいつはめちゃんこ良い性能のロードバイクだ。

まとめ

他にもエントリーロードバイクはたくさんあると思うが、とにかく「クランクをしっかり見てくれ」と言いたい。 いわゆる、安価なロードバイクには大抵5アームが採用されているが、それらを購入するのではなく、4アームのロードバイクを選んで購入する事をお勧めする。

余談だが、激安ロードバイク(と言う名のクロスバイク)は、大抵5アームクランクが採用されている。5万~8万円以内で買えるのは、ドロップハンドルを採用したクロスバイクというキワモノであるので、それらを理解した上で買う分には何も言うことは無いが、ロードバイクだと期待して購入して、あれ?という事になるので、注意が必要だ。 ロードバイクとクロスバイクの違いは、先日の記事に書いた通りなので、それを読んでもらいたい。

最後になるが、

デザインが気に入らないバイクには絶対乗らない

ので、お財布と相談しつつ、自分が惚れたデザインのロードバイクに乗ることをお勧めする。 機能にこだわるのは当然だが、デザインが一番なんよ。

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