日本語という言語は実にシンプルな言語であるが、同時にとても複雑で煩雑なルールで溢れている。 そのため、外国人からすると日本語は非常に「難しい」言葉になっている。 例えば、カタカナ。 外来語をカタカナ表記するという謎ルールを僕らは自然に受け止めているが、外国人からすると意味不明な言葉らしい。 音が違う、文字が違う、さらには意味まで違うなんてのはザラだろう。 なので、彼らは非常に混乱する。 例えば、助数詞。 この複雑さは日本人ですら理解出来ないほどであろう。 例えば、田んぼの数え方を知っている人は少ない。 田んぼは1枚とか1面と数える。 例えば、羊羹。 1棹、1本、1切れなどと複数の呼び方がある。 なんて複雑なのだろう。 そういう事を気にしだすと、(一応)日本人である僕が、まともな日本語を話そうと思っても話せなくなる時がある。 あれ、自分のこの言葉、正しい日本語なのかな、正式名称で言ってるかな。 そもそも、この数え方合ってるのかな。 そんな事が一瞬でも脳裏をよぎるともう駄目だ。 しどろもどろになって次に何を語るべきかを忘れてしまう。 日本語ってとても難しい(むつかしい)。