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Kensington SlimBlade Proをレビュー

トラックボール生活の革命

引っ越ししたのをきっかけに、Kensington SlimBlade Proを購入した。以前から欲しくて、新天地でのご褒美(?)的なイメージで新たに購入した。このトラックボールを使い始めて、二週間ほど経過したので簡単なレビューを書く。

  • ポインタコントロールのしやすさ
  • スクロールのしやすさ
  • クリックカスタマイズ

ポインタコントロールのしやすさ

以前に使っていたのはノーブランドの謎トラックボールマウスだった。大体三年間この3,000円マウスを使っていた算段になる。トラックボール操作に関しては、このマウスで慣らしていたので、コントロールがしやす……くは無かった。いわゆるマウス型とブレード型で操作方法の違いがあるのと、反応速度の違いがあり、慣れるのに多少時間が掛かった。

まず、圧倒的にSlimBladeの方がポインタが高速に移動する。親指だけでコントローするのは至難で、今は右手中指と薬指でコントロールするスタイルになっている。コントロール方法は人それぞれだと思うが、自分の場合は二本指でコントロールするのが一番やりやすかた。スクロールの大まかな動きは中指で調整し、微妙な部分は薬指で行うというイメージだ。どの指を使うかは、今後使い続けていく上で、色々変わっていくかもしれない。

スクロールのしやすさ

以前のマウスではスクロールホイールがあり、直感的にスクロールができる。

SlimBladeの場合は、トラックボールの下部をなぞるようにしてスクロールする。操作方法が直感的では無いため、最初はスクロールするのに苦労した。マニュアルを読んで、スクロール方法を知ってから、こっちの方がスクロールしやすいということに気がついた。特に、スクロールの気持ちよさは圧倒的にSlimBladeの方が上。ただ、トラックボールのなぞり位置によってはポインタの方が移動してしまうので、慣れるまでは時間が必要だと思う。

クリックカスタマイズ

クリックカスタマイズは、専用ソフトをダウンロードする必要がある。

設定としてはこんな感じ。中央クリック、バック、左クリック、右クリックという最初の設定は変えず、後は適度にカスタマイズ。Ctrl+Wは結構使う機会があり、便利だと思って上部2キー同時押しに割り当てている。コピーはCtrl+C派なので、割り当てていないが、使い慣れたそのうち割り当てるようになるかもしれない。

総評

ブレードタイプのトラックボールはいつか体感したいと思っていたので、それを体感出来てよかった。お値段的にはかなり高いが、購入する価値は十分にあったと思う。何よりも、机の上がHHKB Professional Hybrid Type-S 無刻印/墨SlimBlade Proという黒一色のデスクトップに統一出来たのが良い。後は白いスピーカーを使っているので、これを黒いスピーカーに変えればデスク周りを黒統一に出来て統一感が出るので、いつの日か差し替えるかもしれない(当面は今のスピーカーで行く予定)。

多くの人は入力機器にお金を掛けないかもしれないが、僕は違う。僕の人生に置いてインプットデバイスというのは非常に重要度が高いガジェットだからだ。僕ははインプットデバイスにお金をつぎ込む価値があると思っている。でも、慣れが無いまま高い製品を買って失敗するというのは嫌なので、まずは廉価版で慣れてから、高級ガジェットを買うというのが僕にとってのパターンになっている。HHKB Lite→HHKB Pro。M1→SlimBlade Proという感じだ。後は、単に年齢を重ねてお金をある程度自由に使えるようになったというのも大きいかもしれない。

逆にアウトプットデバイス(ディスプレイ、スピーカー等)にはあまりお金を掛けていないのが事実だ。と言ってもデュアルモニター環境で作業しているので、普通の人よりかはお金を掛けている。しかしタブレットとかにはお金注ぎ込んでいないので、やっぱりアウトプットデバイスは軽視する傾向があると思う。皆さんはどんなガジェットにお金を注ぎ込んでいますか?

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