Ricty for powerlineを生成出来た!
Rictyというフォントは大変見やすいフォントです。Inconsolata + Migu 1Mを組み合わせ、プログラミングに適したフォントを使うのは、作業効率を大いに高めてくれます。しかし、これを生成するのに僕は大分苦労しました(笑)
なので、ハマったポイントを幾つか羅列していきたいと思います。僕と同様に生成でつまづいた方の参考になればと思います。
手順
- pythonとfontforgeを導入する
- Rictyをgit cloneする
- WindowsにInconsolataとMingu 1Mをインストールする
- Rictyを生成する
- vim-powerlineをインストールする
- powerlineのパッチを充てる
- WindowsにRicty for powerlineをインストールする
- .minttyrcを編集する
pythonとfontforgeを導入する。
まず、pythonとfontforgeですが、cygwinのpythonのバージョンが2.6だったり、2.7だったり入れるバージョンによってまちまちです。なので、オススメするのは、pythonを一旦アンインストールしてしまう事をオススメします。cygwinユーザでキーボード指向の方は、恐らくapt-cygがデフォルトでインストールされていますので、
$ apt-cyg remove python
を行うことで望みどおりの結果を得られると思います。ついでに過去の、fontforgeなども消しておくと後々の為に良いと思います。
$ apt-cyg remove fontforge
でできますね
$ apt-cyg install python fontforge -m ftp://ftp.cygwinports.org/pub/cygwinports
ミラーにcygwinportsを指定して、cygwinportsのpythonとfontforgeを入れるのが大事です。
$ apt-cyg show | grep fontforge
fontforge
libfontfoge1
python-fontforge
と確認しておくと安心でしょう。python-fontforgeが入っていない場合は、個別にインストールしてください。
Rictyをgit cloneする
次に、Rictyをgit cloneします。
適当な作業用ディレクトリを生成し、そこにgit cloneします。
$ git clone git://github.com/yascentur/Ricty.git
簡単ですね。
WindowsにInconsolataとMingu 1Mをインストールする
Rictyディレクトリへ移動し、そこにInconsolataとMigu 1Mをダウンロードしてきます。
Inconsolataは、
$ wget http://levien.com/type/myfonts/Inconsolata.otf
とすれば良いと思います。Migu 1Mはリンクが変わるかもしれないので、ブラウザ等でダウンロードして、zipファイルを展開し中のフォントをコピーします。
フォントのダウンロードが終わったら、Windowsにインストールします。Windowsは、フォントをダブルクリックするとインストールボタンが表示されますので、そのボタンをクリックすると自然にインストールされます。
Rictyを生成する
ここまで揃ったら、後は
$ sh ./ricty_generator.sh auto
を実行します。これには時間が10分くらい時間がかかるので、ニコニコ動画を見ながら、時間を有効活用しましょう。
フォントが生成されたら、Rictyフォントを開いてみます。この時、全角文字が開きすぎて生成されている可能性があります。(Ming 1Mと比較すると分かりやすいと思います)。その場合、追加で下記のコマンドを実行します。
$ sh os2version_reviser.sh Ricty-*.ttf RictyDiscord-*.ttf
僕にとって、ここが今回一番ハマったポイントでした。
vim-powerlineをインストールする
ここまででようやくRictyが生成されましたので、vim-powerlineをインストールしましょう。
.vimrcに
NeoBundle 'Lokaltog/vim-powerline'
と追記し、:NeoBundleInstallするだけでお手軽に導入出来ます。
powerlineのパッチを充てる
bundleをどこに指定してるかによりますが、大抵は
~/.vim/bundle/
に指定していると思いますので、生成したRictyを下記のディレクトリにコピーします。
$ cp Ricty-*.ttf ~/.vim/bundle/vim-powerline/fontpatcher/
$ cd ~/.vim/bundle/vim-powerline/fontpatcher
後は、ここで
$ python fontpatcher Ricty-Regular.ttf
とすればRicty-Regular-Powerline.ttfが生成されます。
尚、ここでpythonのエラーが生じるかもしれません。
$ python fontpatcher Ricty-Regular.ttf
Traceback (most recent call last):
File "fontpatcher", line 22, in <module>
import argparse
ImportError: No module named argparse
ライブラリが無いぞファック!!!とpython先生がおっしゃるので、必要なライブラリをインストールしましょう。
$ curl -LO http://peak.telecommunity.com/dist/ez_setup.py
$ python ez_setup.py
$ easy_install argparse
同様に足りないパッケージはeasy_installで入れる事でちゃんと動くようになります。
WindowsにRicty for powerlineをインストールする
生成されたRicty-Regular-Powerline.ttfを開いて、インストールします。
.minttyrcを編集する
最後に、minttyのオプションから、Ricty-Regular-Powerlineを選択して終わり……、になりません^^
その名前のフォントはありません
とか言われるので、
$ vim $HOME/.minttyrc
として、
Font=Ricty for Powerline
とFontの部分を書き換えましょう。
その後、vimを起動すると、カッコ良いステータスラインが表示されてテンションがアップします。
数日間戦いましたが、ここまでたどり着く事が出来て僕は幸せです。
ここまで長文を読んで頂き、ありがとうございました!
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