ラーメン二郎と富士丸の違い
ラーメン二郎と聞くと、どんなラーメンをイメージするだろうか。 大量の野菜、背脂、ニンニクとブタ、そして極太麺と濃厚スープ。そんなイメージが定着している。 ラーメン二郎は二郎という食べ物で、ラーメンではないという言葉が飛び交うほどだ。
そして、二郎インスパイアと呼ばれるラーメンも数多く出ている。 2023 年現在、セブンイレブンで売られているのは、まさに二郎インスパイアのラーメン。 本家ほどパワーがある訳では無いが、普通の人が食べるとかなりパンチの強いラーメンだ。
2010 年代以降、二郎とそのインスパイア系はその数を増やし、メジャーなラーメンとしての地位を確立した。 食べたことがない人も、そのラーメンがどういう形なのかは、ネット経由、あるいはテレビ経由、雑誌経由で見たことがあるだろう。 そんなインスパイア系でもひときわ異彩を放つのが「富士丸」系列である。
ラーメン二郎のインスパイアで最も歴史が深く、また二郎系との区別が難しいラーメンだ。 もちろん、一般の方はその差について理解しなくても特段問題は無いが、個人的にしっかりと区別しておきたかったので、ここに記録する。
見た目の比較
まず、ラーメン二郎で検索すると、下図のようなラーメンが出てくる。
多くの人がイメージするラーメン二郎の写真だ。 山のように盛られた野菜、分厚すぎるブタ、ニンニク、極太麺。 こういった特徴がある。
次に、富士丸で検索すると、下図のようなラーメンが出てくる。
ぱっと見、違いをあまり感じないかもしれないが、分かりやすい違いとしてゆで卵の有無を挙げられる。 ラーメン二郎には、ゆで卵はついてこない。しかし、富士丸ではゆで卵が標準装備だ。 これは余談だが、富士丸は、麺少なめを頼むとサービスで生卵か、ヤサイ増しか、ブタカスアブラのどれかを選ぶことが出来る。 個人的には生卵オススメ。
それ以外のパーツに関しては、二郎準拠と言っても構わないだろう。
さて、ここからが細かな違いについて。
まず、冒頭の画像にあるように、Yahoo 知恵袋では、ヤサイに違いがあると書いてある。 確かに、二郎はシャキシャキ系の茹で加減なのに対し、富士丸はクタクタ系の茹で加減だ。 どちらの場合も美味しいが、個人的にはクタヤサイの方が好み。
アブラに関してはどちらも似ているが、傾向として二郎は白、富士丸は茶という微妙な違いがある。 これは、アブラにカエシをどれだけまとわせているかの違いだろう。 富士丸はカエシをどっぷり漬けているのに対し、二郎はさっとからめている感じだ。
味の比較
Yahoo 知恵袋のアンサーに書いてあるように、二郎系はしょっぱく、富士丸系は甘めだ。 あと、傾向として二郎は非乳化系スープが多いが、富士丸は割りと乳化系スープになる事が多い。 結局はその日の出来次第なので、乳化か非乳化かでアレコレ言うのはそもそもナンセンスではあるが。 あくまでも、自分が食べた傾向の中でという話だ。
比較表
項目 | 二郎 | 富士丸 |
---|---|---|
ヤサイ | シャキシャキ系 | クタクタ系 |
アブラ | 白 | 茶 |
ゆで卵 | 無し | あり |
スープ | 非乳化系が多い | 乳化系が多い |
味 | しょっぱめ | 甘め |
表にすると、こんな感じ。 これで二郎と富士丸の差を言語化出来た気がする。 ゆで卵の有無が一番分かりやすい差だと思う。 今後、似たような画像が出てきた時、「あ、これは二郎だ」とか「富士丸系だ」と見分ける際の指標にしたいと思う。
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