Windows11 on WSL2 + wezterm + Neovim = 最強開発環境
これは、恥を忍んで書いている。 以下の点を守れば、Neovim使いにとって最強の開発環境を手に入れることができる。
- 開発用ディレクトリをWSL内に入れる
- Terminalをweztermにする
- wezterm内でNeovimを使う
開発用ディレクトリの位置
さて、まずは開発用ディレクトリの位置に関してだが、これはWSL内に入れると非常に快適に動作してくれる。 何を当たり前の事をと思われるかもしれないが、案外気が付かずに開発している人もいるかもしれないので、テキスト化する。
実は、自分は、 /mnt/d/hogehoge のようなディレクトリ下に開発用ディレクトリを置いていた(今もいくつか置いてある)。 これで問題なく開発できるプロジェクトもあるが、WSL経由でやろうとすると死ぬほど遅い開発体験になる。 もう既に識者の方は気がついていると思うが、/mnt/cや/mnt/d以下のアクセスはWindows経由でのアクセスになる。つまり、wsl→仮想ネットワーク→Windowsという遠回りをしてファイルにアクセスしているのと同義であった。 これは、非常に遅い開発体験になっても仕方がない。
自分は、開発ディレクトリを /home/ユーザ名/develop 以下に移動して、めちゃくちゃ快適な開発体験が出来るようになった。 yarn installがやけに遅かったり、yarn devでの起動が異様に遅かったのは、開発ディレクトリの位置が悪かったからという非常にお粗末な環境設定のせいだった。 もし、WSLで開発しようと思っている人は、ちゃんとWSL内にファイルを置いて開発する事。 試してないけれど、シンボリックリンクで/mnt/cとか/mnt/dに繋ぐと同じように遅延が発生すると思われるので、絶対辞めるように。
ちなみに、この情報は英語圏には大量に出回っており、既知の事実として知れ渡っている。 なんてこったい。
Weztermの設定
Cross Platformで使えるWeztermが非常に良い。 自分はとりあえず最小構成で使うようにしている。
local wezterm = require 'wezterm'
local act = wezterm.action
return {
default_prog = {
'C:/WINDOWS/system32/wsl.exe', '~', '-d', 'Ubuntu'
},
use_ime = true,
keys = {
{ key = 'v', mods = 'SHIFT|CTRL', action = act.PasteFrom 'Clipboard' },
},
mouse_bindings = {
{
event = { Down = { streak = 1, button = 'Middle' } },
mods = 'NONE',
action = act.PasteFrom 'Clipboard',
}
},
window_background_opacity = 1,
font = wezterm.font 'HackGen Console NFJ',
font_size = 16.0,
enable_scroll_bar = true
}
default_progは、起動時の設定。チルダを設定する事で、homeディレクトリを参照するようにしている。 (ちなみに、一番最初はこのチルダを付けずに起動していたので、/mnt/c/以下からのアクセスになり、色々とハマったのであった)。
use_imeは、日本語入力使うため。
ペースト関連に関しては、Ctrl+Shift+vでクリップボードの内容をペースト出来るようにしている。 Ctrl+vはNeovimでのVisual Modeで使うから、こういうトリッキーなやり方にしている。
マウスに関しては、中クリックを押すことで、クリップボードの中身を貼り付けられるようにしてある。 この辺は、weztermの設定を見て色々個々人で調整する事をオススメする。
window_background_opacityに関しては、気分で変えている。今は100%にしてるけれど、80%にしたり、70%にしたり、色々変えている。
fontは、HackGenのNerdfontを採用。これで、Neovim等でアイコン表示する際に役立っている。 font_sizeは16か18かまだ迷っている所。最近、小さい文字が読みにくくて……。
wezterm + Neovim
Neovimは、apt経由でのインストールで開発版を導入している。
sudo add-apt-repository ppa:neovim-ppa/unstable
sudo apt-get update
sudo apt install neovim/focal
上記コマンドを実行すると、開発版をインストールできる。 Neovimでの開発にも大分慣れてきたが、Neovimでしか動かないプラグインも増えつつあるので、今後は開発環境用エディタとしてはNeovimを使っていく事が多くなっていくと思う。 もちろん、Vimも愛用していきたい。
ちなみに、Neovim周りの設定だが、ddu.vim、ddc.vimを採用している以外、特に複雑なプラグインは入れていない。ごく普通のプラグインを入れている。
必須級と言えば
- Shougo/ddu.vim
- vim-denops/denops.vim
- lambdalisue/fern.vim
- tpope/vim-surround
- thinca/vim-quickrun
- mattn/emmet-vim
- itchyny/lightline.vim
- prettier/vim-prettier
これくらいか。 lightlineも最小限という感じで現在は使っている。 プラグインの管理は、dein.tomlで管理していて、現在育成中。 ある程度育ちきったら公開する予定。
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