まず人間VSコンピューター この世紀の決戦を楽しむためにを一読下さい。
良いエントリです。
歴史を振り返るのに必要十分な内容が含まれています。
ただ、これだとちょっと省略されてる歴史があるのでそれを書きたいと思います
それは、アマチュアvsコンピュータの歴史です。
知らない人が多いと思いますが、コンピュータ将棋はアマチュアとの対戦を何度か行っています。
その中でも特に、世界コンピュータ将棋選手権でのエキシビジョンマッチは(ファンの間では)有名です。
2008年には、アマチュア側がコンピュータに完敗するという結果になり、(ファンの間で)話題騒然となりました。
(参考)10倍楽しむ!WCSC2008
http://homepage1.nifty.com/ta_ito/CS2008/WCSC08.html
そして、昨年は一勝一敗の引き分けという形になりました。
(参考)『コンピュータ将棋の最前線』中継ページ
http://minerva.cs.uec.ac.jp/~event/shogi/20091107/
しかし、コンピュータ側はバグで指し手を返せず負けという結果に終わり、実質的にはアマチュア側に二連勝したと言っても過言では無いでしょう。
さらに、最近行われたコンピュータ将棋オープン戦では今泉健司さんがコンピュータ相手に二敗するという事態になりました。
知ってる人は知っていますが、今泉健司さんは元奨励会員で年齢制限による退会を余儀なくされた後、編入試験(瀬川先生が有名ですね)に合格し、再度挑戦するものの、勝数が足りず再び退会するという遍歴を持たれる方です。
(参考)今泉健司 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%25E4%25BB%258A%25E6%25B3%2589%25E5%2581%25A5%25E5%258F%25B8
奨励会というのはプロ一歩手前です。
その奨励会に挑戦した人を下したというのは快挙と言えるでしょう。
他にも清水上徹さんや加藤幸男さん等プロに勝ったことがあるトップアマをコンピュータが下してる事を考えますと、実力的には奨励会三段レベルには到達していると考えても良さそうです。
それほど今のコンピュータ将棋は強くなっているのですね。
将棋は序盤、中盤、終盤の三つの局面に分けることが出来ます。
コンピュータが強くなったのは中盤、そして終盤です。
しかし、序盤に関してはプロの棋譜がどうしても必要です。
仮に、今までプロが全く指して無い序盤や戦法をコンピュータが自らの力で生み出し、そしてプロに勝った時、その時初めてコンピュータが人間に勝利したと言っても良いのでは無いでしょうか。
つまり、まだまだ人間側ではやるべき事がたくさんあるのです。
コンピュータ将棋は確かに強くなりました。
序盤も大量のデータにより隙が無くなりました。
このタイミングで人間側に挑戦するのも良い判断だと思います。
しかし、それまでの積み重ねには日々の研鑽とアマチュアの協力があったからこその今がある事を知って欲しかったのです。
一ファンとしての補完情報でした。
以上です
良いエントリです。
歴史を振り返るのに必要十分な内容が含まれています。
ただ、これだとちょっと省略されてる歴史があるのでそれを書きたいと思います
それは、アマチュアvsコンピュータの歴史です。
アマチュアvsコンピュータの歴史
知らない人が多いと思いますが、コンピュータ将棋はアマチュアとの対戦を何度か行っています。
その中でも特に、世界コンピュータ将棋選手権でのエキシビジョンマッチは(ファンの間では)有名です。
2008年には、アマチュア側がコンピュータに完敗するという結果になり、(ファンの間で)話題騒然となりました。
(参考)10倍楽しむ!WCSC2008
http://homepage1.nifty.com/ta_ito/CS2008/WCSC08.html
そして、昨年は一勝一敗の引き分けという形になりました。
(参考)『コンピュータ将棋の最前線』中継ページ
http://minerva.cs.uec.ac.jp/~event/shogi/20091107/
しかし、コンピュータ側はバグで指し手を返せず負けという結果に終わり、実質的にはアマチュア側に二連勝したと言っても過言では無いでしょう。
さらに、最近行われたコンピュータ将棋オープン戦では今泉健司さんがコンピュータ相手に二敗するという事態になりました。
知ってる人は知っていますが、今泉健司さんは元奨励会員で年齢制限による退会を余儀なくされた後、編入試験(瀬川先生が有名ですね)に合格し、再度挑戦するものの、勝数が足りず再び退会するという遍歴を持たれる方です。
(参考)今泉健司 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%25E4%25BB%258A%25E6%25B3%2589%25E5%2581%25A5%25E5%258F%25B8
奨励会というのはプロ一歩手前です。
その奨励会に挑戦した人を下したというのは快挙と言えるでしょう。
他にも清水上徹さんや加藤幸男さん等プロに勝ったことがあるトップアマをコンピュータが下してる事を考えますと、実力的には奨励会三段レベルには到達していると考えても良さそうです。
それほど今のコンピュータ将棋は強くなっているのですね。
コンピュータが人間に勝ったと言えるには
将棋は序盤、中盤、終盤の三つの局面に分けることが出来ます。
コンピュータが強くなったのは中盤、そして終盤です。
しかし、序盤に関してはプロの棋譜がどうしても必要です。
仮に、今までプロが全く指して無い序盤や戦法をコンピュータが自らの力で生み出し、そしてプロに勝った時、その時初めてコンピュータが人間に勝利したと言っても良いのでは無いでしょうか。
つまり、まだまだ人間側ではやるべき事がたくさんあるのです。
まとめ
コンピュータ将棋は確かに強くなりました。
序盤も大量のデータにより隙が無くなりました。
このタイミングで人間側に挑戦するのも良い判断だと思います。
しかし、それまでの積み重ねには日々の研鑽とアマチュアの協力があったからこその今がある事を知って欲しかったのです。
一ファンとしての補完情報でした。
以上です
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