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インフラの強さ

インフラという言葉がある。
正確にはインフラストラクチャーであるが、コンピュータを扱う人間にとってはインフラという方が馴染みが良いだろう。
最近、感じているのはインフラの強さ、である。
ここで言うインフラは通信業界の母体を言っている。
もっとぶっちゃけると、NTT、ソフトバンク、auといった電話会社だ。
今現在、一般家庭から毎月確実に、そして電気、ガス、水道、放送に比べて高額の料金を手に入れているのは彼らインフラであろう。
通信はインターネットが普及する前はさほど重要なポジションではなかった。
しかし、インターネットの普及に伴い必要以上に通信を消費するということを消費者が覚え、そして現在に至っては通信費が各家庭での最大費用になるという所まで上り詰めた。

冷静に考えてみると、インターネット代金+携帯料金で毎月1万以上を払っている人が多いのではないだろうか?
情報という無形の物に、1万近いお金を出している現状を考えるとどれほど”浪費”しているかがわかるだろう。
最も、インフラを構成している母体側はそのインフラを維持するために潤沢なキャッシュが必要である。
そのキャッシュはユーザから吸い取れるだけ吸い取る構造になっている。
インターネットが定額で無かったころ、つまり従量制が当たり前だった時代から比べると今は随分とお金の節約が出来るようになった。
そしてそのお陰で新しいコンテンツを得、知識も無駄に増やすことが出来たし、人との新しいコミュニケーション方法を得ることが出来た。
ただ、それを得るために今まで自分は一体いくらのお金を払ってきたのだろうか。
かなりの額をつぎ込んできたと思う。

閑話休題。
最近、気になるのは携帯コンテンツだ。
定額制になったとはいえ、携帯のパケット代はまだまだ高いと思う。
そして、コンテンツも有料コンテンツが多い。
もっとも、無料コンテンツは違法か、ギリギリのコンテンツばかりで質が高いものが多いとは思えない。
さらに言ってしまえば、携帯の狭い画面+貧弱なブラウザのせいでろくに表現が出来ないというのが現状である。
その携帯コンテンツは僕が思う以上に高品質で高価値の物なのだろうか。
インターネット上の情報は少なくとも技術屋として役に立つ情報が多く、僕にとっては高品質で高価値な物だ。

一方、携帯コンテンツでニュースになるのはゲームやら、着うたやら、アバターやらで果たして生きていく上で役に立つ物なのだろうか?
携帯だけでしか得られない情報というのは実はとても少なくて、インターネットの情報量に比べたらずっと少ない。
なにより、携帯そのものが扱える情報量に限界がある。

そんな中、キャリアと呼ばれる三社(或いは五社)は確実にユーザから情報量と称する大量の金を巻き上げて次から次へと湯水のように新技術へ注ぎ込んでいる。


はっきり言おう。
携帯の機能拡大はもう要らない。
現状維持で多分ユーザは困らない。
これ以上高速の回線を用意して、ユーザに新しいものを提供できるのだろうか。
今後高速回線で提供できるコンテンツと言えばせいぜい、動画程度だろう。
だが、動画はワンセグで間に合ってしまう人が多いのではないだろうか?
Youtubeやニコニコ動画といった動画サイトを携帯で見れた所で画質はどうだろうか。
決して高品質なものではなく、そもそも携帯の画面は狭いからそういった動画を見れたところで面白さは半減である。
むしろ基本機能である通話の品質を上げる方が今後重要なのではないだろうか。
メール機能の強化とか。
(携帯のメールは検索機能が貧弱だし、メールボックスは小さいしでろくに使えない)

なんだかグダグダ書いているけど、要するに僕は今の携帯に未来が見えないと言いたいのだ。
そこで、タイトルのインフラの強さにつながるのだが、携帯インフラを構築しているキャリアは馬鹿みたいに高いパケット代をユーザがいつまでも払うと思わない方が良いと言う事を肝に銘じて本来のインフラとしての仕事をして欲しいと思うわけだ。
今現在でも日本のインフラ品質は異常なぐらい高品質だが、ユーザはさらなる質の高さを求めている。
ならば、それだけに注意を集中して開発をして欲しいと思う。
もう小手先だけの技術で遊ぶのは止めて欲しい。
ユーザの立場に立って考えて欲しい。

パケット使い放題で毎月5000円+基本料というのはとてつもなく巨大な出費だ。
最高額でも2000円程度にするのが妥当だと思うのだが。
それで現状維持は出来ると勝手に考えている。
いまだと使い放題のくせにパケット通信を制限したりする動きが出ていることからも根本のインフラとしての強さがなくなってきている証拠なのではないだろうか。

では、本日のまとめ。
パケット代高すぎる。

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