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現役プログラマが、開発環境について二言三言語る

いろんな議論がされていますね

最近、IDE最高とか、CUI最高とか、Emacsは捨てろとか、今時Vimはねーよとか、色々議論が活発ですね(遠い目)。
僕の観測範囲は偏っているので、IDE最高とかEmacs捨てろみたいな事を言う人はどちらかと言うと少なく、むしろVimやEmacsをどうすればもっと楽しく使えるだろうかみたいな考え方をしている人が多いように思えます。
そりゃ、僕自身もVimをエディタ兼開発環境として活用しているのでそういう情報を好んで仕入れているというのがありますけどね。

プログラマは几帳面な面倒臭がり

ところで、プログラマってものすごく几帳面な人が多い気がします。
ただ、その几帳面の方向が色々変わっているので、他の人には中々伝わらないところがあります。
(細かすぎて伝わらないモノマネ選手権みたいなイメージですな)
そして同時に、とても面倒臭がりな人が多いのも事実です。
実際、僕もとても面倒臭がりです。
なので、どうやった手を抜けるかという事を考えるのが好きです。
手を抜くためにコードを書いているといっても過言ではありません。


さて、上記の思考パターンを理解していただけると、開発環境への各プログラマの「コダワリ」みたいなのが見えてくると思います。
正直な意見としましては、プログラマは開発環境に拘る必要はないのです。
現場、現場でのポリシーがありますのでそれを超えない範囲で最大限に効率の良い開発環境を構築すれば良いと思います。
なので、エディタはVimじゃなくちゃ駄目だとか、IDEなんて重すぎて使えるかなんて言いません。
必要であるならば、それこそNotepad+コマンドラインでの開発も行うでしょう。

そもそも、開発環境構築が嫌い

プログラマをやっていて嫌だなぁと思うのは、開発環境構築に苦労する時です。
Linux系列ですとコマンド一発叩くだけでさくっと作れたりするのが、Windowsだと冗長なウィザードのはいをクリックするだけの辛いお仕事をしないといけなかったり、PATHを通す為だけにログアウト/ログインをしたりしなければいけないなど、余計な作業が発生したりします。
これ、実に苦痛です。
だからと言って、Linux最高とは言いません。
GUIベースでの環境はやはりWindowsの方に一日の長があります。

Eclipseだって、使えるようにするまで苦労した記憶があります。
本当に面倒くさくて仕方がありません。
インストールが終われば後は快適なんでしょうけれども、そこにたどり着くまで時間がかかるのが嫌です。

理想的な開発環境

開発環境構築しなくても既に開発環境が出来ているってのが一番良いですね。
そういう意味では、JavaScript開発はとても楽チンです。
ブラウザをインストールするだけですから。
一番手間がかかるFirefoxですら、Firebugをインストールすれば良いですしね。
(IEですか? IEは、開発環境構築(笑)なのでねぇ)
後はお好みのエディタを用意するだけ。
非常に理想的ですね!!

それが理想的な開発環境って言うんならな、まずはその幻想をぶち壊す!!

JavaScriptだってコード量が大量になればSubversionで管理とかしないといけなくなります。
場合によっては複数ファイルに分割して管理して、Antで最終的なJSをマージして圧縮して構築とか日常茶飯事です。
さらに、動作確認する為のローカルサーバ構築も必要になりますし、場合によってはDBサーバからJSONを吐き出すためのPerl|PHP|Ruby|Pythonコードをヒーヒー言いながら書かざるを得ない状況もあります。
そうすると、IDE系があると良いなぁとか思ってEclipseを嫌々用意したり、もう面倒だからxampいれとけばいいじゃねーとか思って個別にインストールしてたらもろもろをアンインストールしたりとアホな事をしたりします。

プログラマにとっての本質はどれだけ良いコードを書けるかであって、どれだけ開発効率の良い環境を構築できるかではありません。
しかし、すべからく優秀なプログラマは開発効率の良い環境を構築する術に長けています。
その為に、優秀なプログラマ=開発環境構築に長けた人と勘違いする素人さんが多いのです。


プログラマにとって重要なのは、どれだけコードを書いたかであって、どれだけ開発環境構築したかでは無いのです。


結論が出ましたね。
開発環境についてあーだこーだ言ってる暇があるならコード書けって事です。

もし、身近なプログラマで開発環境に無駄にコダワリを表現してる人がいたら、その人の実力を疑ったほうが良いと思います。
以上です。

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