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11月, 2024の投稿を表示しています

名探偵じゃなくてもの感想

名探偵じゃなくてもの感想 小西マサテル氏の「 名探偵じゃなくても 」を読んだ。 前作、「名探偵のままでいて」の続編になる。前作の感想は下記記事参照。 名探偵のままでいての感想 作品全体の感想 前作同様、かなりライトな仕上がりになっていて、ミステリに馴染みのない人でも気軽に読める分量、内容になっている。インパクトの弱さに関しては相変わらず残っているが、文字数を(恐らく意図的に)絞っている関係上、バーターで致し方がないか。 ヒッチコック映画とそれに関する話題をばっと並べることでより、一般層向けにチューニングされた印象が強い。そして、謎を呼び込むために警察関係者を出すなどかなり苦心している模様が見受けられる。日常の謎だけでは、話をふくらませるのが難しいのだろう。 物語としての面白さは落ちていないし、前作を知らない人でも充分に読んで楽しめる作りになっているので、初心者向けミステリとしてよいのではないだろうか。ネタバレになるが、簡易的な叙述トリックも仕掛けられているので、知らない人は驚くに違いない(僕は読み慣れているので、すぐに気がついた)。 リドル・ストーリーは続く さて、主人公の楓がどちらの男性に好意を寄せているのかという点に関しては、目的を持って曖昧に描かれている。そして、それに対する回答をあえて書いていない事によって、読者に想像させるように仕向けている。 すでに主人公がどちらかを好きになっているのは確定だが、明言はされていない。 なので、地の文含め色々拾っていくしかない。 居酒屋で3人でスマホに録音しようとする時に顔を近づけた時、ドギマギする 四季の舞台を見に行った時、岩田と小指が接触し、ドギマギする 岩田からプロポーズめいた言葉を言われる(その後、九鬼からの襲撃を受ける) スマートフォンで「メリークリスマス(=愛してる)」を言われる。電話越しに子猫の甘える鳴き声 楓の心情を推察できるのはこの辺くらいだ。さて、これらの材料からある程度の組み立てをしていこう。 居酒屋でのやり取りに関して、本文中にヒントはほとんどない。 楓は吐息を感じ、瞬間右手で胸を押さえて目を閉じた と書いている。正面に岩田が座っているのが確定で、隣に四季が座っているかどうかがちょっと怪しいが、多分四季が隣に座っている。 位置関係からの推察だが、正面から吐息を...

dpp.vimの設定でハマったアホな話

dpp.vimの設定でハマったアホな話 本記事は Vim駅伝 2024年11月13日の記事です。 気がつけば11月も折り返しが近づいてきていて「2024年もあと1ヶ月半か~時間の流れが早すぎるってばよ……」と思っているArcCosineです。皆様いかがお過ごしでしょうか。 今日の記事は、 dpp.vim の設定をしていてハマったアホな話になります。 忙しい人のための要約 インストールパスを間違えない 便利な自動設定コードを活用 dpp.vimの導入をスムーズに もう少し詳しく知りたいと思った方は、続きをお読みください。 dpp.vimとは dpp.vimとは Dark Powered Plugin manager for Vim/NeoVim の事で、俗に言うshougowareにおける最新のVimプラグインマネージャーです。 この一つ前は、 dein.vim と呼ばれるプラグインマネージャーが活用さていました。dein.vimは中々画期的なプラグインマネージャーでした。dein.tomlやdein_lazy.tomlといった TOMLファイル を活用してプラグインの管理が色々出来るという事で、飛びついたのもありますし、何よりも 高速化 という言葉に弱い私にとっては大変魅力的なツールでした。しかし、dein.vimにも弱点が無かった訳ではありません。その辺の歴史に関しては、 プラグインマネージャーの歴史と新世代のプラグインマネージャー dpp.vim という記事が大変詳しいです。 この記事は実は非常に重要な 二次情報 で(一次情報はgithubに挙げられているソースコード。プログラマは黙ってソースコード読みなさいというストロングスタイル)、ここに書いてある設定を読み込むならば、誰でも(誰でもとは言っていない)dpp.vimを導入することが出来るようになっています。 記事の前段部分があまりにもボリューミーなため、本当に必要な設定に関しては一番最後の方に書いてある上に、これはどういう事をしますという説明が省かれているため、初見さんにはかなり厳しい内容となっています。 とは言え、そういう 思想 のプラグインなので、楽に導入したいという人は、もっと楽に導入出来るプラグインマネージャーを採用すれば良いのです。無理して苦労して導入している人...

外食産業へのお金の落とし方

外食産業へのお金の落とし方 僕は自炊が好きだが、外食も好きだ。父親が料理人であったため、実家にいた時も結構外食をしていた。そして、そこで食べた美味しい食べ物を真似して、アレンジして、家庭料理に落とし込むというのが僕の家における常であった。 そして、現在の自分も似たような感じで外食を利用している。 自分のレパートリーを増やす目的で外に食べに行く のだ。もちろん、作るのが面倒だという時に活用することもあるが、自分の手札が増えることに喜びを感じる人種なので、様々なお店に食べに行くことが多い。 とはいえ、自分にとって再現可能な店には基本的に1回ぐらいしか訪れない。自分が真似できない味や旨さを提供してくれるお店にはリピートして通うことがある。その代表例が ラーメン屋 である 1,000円の壁 ラーメンハゲの漫画 を読んでいる人は1,000円の壁と読んでいるものがある。ラーメンに関して1,000円以上出すのに抵抗があるという考え方だ。最近は700円~900円代の間が値段の主軸になっている気がする。それにトッピングを加えて1,000円超えを目指しているというが現状だろうか。 自分は、以前にラーメンに1,000円も出すのは惜しいと考えていたが、今は 1,000円以上を落としたい と考えるようになった。なぜなら、自分でラーメンを再現して作るようになり、そこにどれだけのコストが掛かっているかを理解出来るようになったからだ。昨今のインフレも考えると、一杯あたりのコストはどんどん上がっていて、 1,500円くらいが妥当な値付け だと考えている。もちろん、あまりにもアレなお店で食べるとがっかりする事があるが、一定水準のお店で食べるなら、それ相応のお金を落として、継続して営業し続けて欲しいと思っている。 しかし、ほとんどの人にとって、ラーメンに1,000円は高すぎる感覚だろうなと自分は思っているし、友人たちの感覚もそうである。とはいえ、そろそろ日本人の安いのが良いという考え方が変わって欲しいなと思う事しばしである。 ちゃんと良いものに、ちゃんとお金を落として、ちゃんとクリーンな経営を続けてもらう。それこそが、多くの人にとって幸福度が最大になる流れだと思う。しかし、実際には、粗悪なものに、ほどほどにお金が落ちて、ブラックな経営が生き残るというのが実情である。 この世界は、「 い...

2024年でも可能なサイクリスト向けワークマンコーデ

サイクリスト向けワークマンコーデ 公式サイトより画像引用 だんだん寒い日が続いてるが、相変わらずロードバイクに乗って走っている。 ロードバイク乗りの中で、密かにコスパが良いと言われていたのがワークマンでサイクルウェアを買い揃えるという手法だった。しかし、昨今のワークマンは迷走が続いており、 サイクリスト向けの商品がほぼ店頭で売られなくなってしまった 。自分が年初あたりにサイクルジャージを購入できたのは運が良かったと言える。 現状、ワークマンで サイクルウェアを買い揃えるのは不可能 になっている。 特に サイクルジャージ サイクルパンツ サイクルグローブ の3点はほぼ手に入らないと言っても良い。これらの3パーツに関しては、大変残念だが別の会社から調達してくるしかない。Morethanやサンティックと言ったマイナーブランドから僕は調達していて、なんとか支出を抑えている。サイクルグローブだけは、モンベルの無駄に高くていい奴を買った。1年間ずっと使っているが、まだまだヘタれていないので、来年以降も使い潰すつもり。 2024年でもワークマンで揃えられるサイクリスト用コーディネート LOVE CYCLIST様のサイクルウェア<春夏秋冬>完全コーディネートガイドより画像引用 2024年現在でも、ワークマンで恒常的に発売されていて、代替が効きそうなコーディネートについて、ここからピックアップしていく。分かりやすく冬のコーディネートをLOVE CYCLIST様のサイトから引用した。この絵の中でワークマンでも揃えられる事が出来るのは ビーニー ウィンタージャケット 長袖ベースレイヤー ソックス の4点である。 ビーニー まず、ワークマンではビーニーというおしゃれな名前では売られていない。 ヘルメットインナー のような名前で売られていて、これが汗を吸収し、なおかつ風を通さないという中々のスグレモノである。ロードバイクで走る時、冬は頭が寒くなるのだが、これをつけてから寒さを感じなくなった。大体500円前後で手に入るので、見つけた際には確保をお勧めする。ちなみに、デザインに関しては、アレなものが多いが、そもそも、これを被ったまま町中を移動することはないから、気にする必要はない。大事なのは、 性能 。 ウィンタージャケット これも、ウィン...