2009年1月9日金曜日

空から女の子が降ってくる

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【降臨賞】空から女の子が降ってくるオリジナルの創作小説・漫画を募集します - 人力検索はてな
はまちちゃんがブックマークレット書いていたアレです。
個人的には、小説で捻った内容にしたかったので、捻りました。
以下、投稿した内容




今年もか、と私はつぶやいた。
曇天から舞い降りてくる、小麦粉みたいに真っ白なソレは、あの女の子どもたちであった。
まだ生まれたばかりの子もいれば、そうでない子もいる。
「空から女(くうからおんな)」が観測されるようになってから、既に十二年が経過している。
突然現れた「空から女」は、空気のように薄く、水のように透明で、それでいて崩れかけのビルのような存在感があった。
「空から女」が観測された当初は人々も関心を持っていたが、しばらくすると飽きてしまった。
端的に言えば日常の一環として取り込まれてしまったのだ。
ネーミングセンスの悪さには辟易するものの、誰でもあの女を見たら、間違いなく空から女という名前をつけたくなるだろう。
先入観の影響が大きい事は否めないが、仕方があるまい。
「空から女」の子が降り始めたのは、二年前からだと記憶している。

最初は雪だと思っていた。しかし、その子たちの泣き声が聞こえ、それが雪でないことに気がついた。
母を慕うこの声は、私たちの心を抉り、痛めつけた。
なぜ、あの「空から女」は、子を地に産み落とすのだろう。
子は、地面に降りるとそのまま姿が見えなくなる。
どこに行くのか、私たちは知らない。
けれども、あの子どもたちはきっとどこかに身を潜めているのだろう。
そして、空の上にいる母へいつまでも泣き声を上げつづけているのだろう。
「空から女」の子が降ってくる。
また、この季節が、冬がやってきた。




1000字行っていないと思う。誰か数えて(爆)

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